saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第八章 残るのは知るものだけ 第三の質問 (01)

第三の質問 愛する和尚、起きているときに行う 自分への ごまかしや偽りによって、心がとても曇ってしまった人、その人たちには、目が覚めたときに夢を思い出し、再現し、体験するという方法は、より高い意識や真実にいたる 第一歩として有益なのでしょうか…

第八章 「残るのは知るものだけ」 第二の質問

第二の質問 愛する和尚、夢は架空のものです。 しかし、マハヴィーラの母親が マハヴィーラを生む前、夢で 九頭の白い象を見た という話を 聞いたことがありますし、読んだこともあります。 それは 何を意味するのでしょうか。 また、質問者の夢を ひも解く…

第八章 「残るのは知るものだけ」 最初の質問 (05)

だから、地図を 手にすることはできない。 地図が 出来あがるころには、古くなってしまう。 地図が手に入るころには、役に立たなくなってしまう。 生は 道を変えてしまった。 新しいゲームを 始めてしまった。 地図にしたがって生を処理することはできない。…

第八章 「残るのは知るものだけ」 最初の質問 (04)

部外者からの質問には意味がある。 だが、それでも私は 答えない。 内部の者からの質問には意味がない。 意味がないときに限り、私は 答えることができる。 あなたが 内部の者なら、このゲームには 始まりがあっても 終わりがないのを 知らなければならない。…

第八章 「残るのは知るものだけ」 最初の質問 (03)

私は、いかなる宗教にも属さない。 だから 聖職者ではない。 私は 宗教 それ自体に属しているだけだ。 私は ユダヤ人でも、ヒンドゥー教徒でも、イスラム教徒でも、ジャイナ教徒でもない。 私は いかなる宗教にも属さない。 だから 聖職者ではない、伝道師で…

第八章 「残るのは知るものだけ」 最初の質問 (02)

つい先日の晩、私は『カレント Current』に掲載されている手紙を読んでいた。 手紙の主は、誰が 私をバグワンに任命したのか質問していた。 ところで、バグワンは 任命されるようなものであるはずがない。 もし誰かが 誰かをバグワンに任命したならば、任命…

第八章 「残るのは知るものだけ」 最初の質問 (01)

最初の質問 愛する和尚、あなたは何者なのですか。 あなたは、私たちと 何の遊びをしているのですか。 また、どれくらいの間 するつもりですか。 説明してください。 率直に言えば、いつだって 私は 何者でもない。 私には自分が 誰だかわからない。 私のい…

第七章 「宝もの The treasure 」 (14)

この「現在」は 教えられないが、サットサングの真価によって、ツァディック、マスター、グルと ともにあることの真価によって 掴み得る。何もせず、ただそこにいる。 事実、マスターは 何もしない。 ただ そこにいるだけだ。 マスターとは 祈り、絶え間のな…

第七章 「宝もの The treasure 」 (13)

ラビのブナムは こう言い足すのだった 「この話を心に刻み、我がものとしなさい この世のどこでも、ツァディックのところでも探せないものがある だがそれでも、探せるところがあるのだ」 「ツァディック」は マスターを表す。 ツァディックという言葉は、純…

第七章 「宝もの The treasure 」 (12)

望みは 過去から生まれる以外になく、かつ 未来に託す以外にない。 だが、 両者とも 実在しない。 実在するのは 現在だ。 この瞬間こそ、 唯一 存在するもの。 この瞬間に対して 望みは抱けない。 この瞬間にいて、 それを 楽しむことしか できない。 私は、…

第七章 「宝もの The treasure 」 (11)

あなたは、必要なものを すべて携えている。 探求者の中に 入っていくだけでいい。 外を 探しては ならない。 探求者を 探求しなさい、探求者を 探求すべきものとしなさい。 こうしたことがあって、ラビのエイシクは 祈りの家を建てた。それは とてつもない…

第七章 「宝もの The treasure 」 (10)

三度 その夢を見たとき ーー エイシクはプラハに出かけた しかし、橋は昼夜見張られていたので、掘り始めようとはしなかった 世の中には 多くの競争がある。 どこもかしこも見張られているから、目的のものを得るには 闘わなければならない。 それは容易なこ…

第七章 「宝もの The treasure 」 (09)

こんな夢を見た。 長年に亘るひどい困窮も エイシクの神に対する信頼を揺るがすことはなかった 彼は夢を見た 何者かが、プラハの王宮に通じる橋の下にある宝物を探せと命ずる夢だ 貧しい人は 常に、王宮や 王の宝物などを夢見る。とても豊かになった夢を見る…

第七章 「宝もの The treasure 」 (08)

人間は非常に 小賢しいから、夢が理解されねばならない、と 精神分析は主張する。 起きている限り、人間は 欺くことができる。 だが、 夢を見ているときは 欺くことができない。 夢は より正直だ。 その皮肉に 目を向けるがいい。 いわゆる 覚めた意識より、…

第七章 「宝もの The treasure 」 (07)

この話は、意識の第二の状態に関わっている。 一般に、あらゆる夢は第二の状態、夢見の状態の中にある。 欲望は 夢だ。 ゆえに、夢のために 努力しても、初めから失敗が運命づけられている。 夢は 絶対に実現しない。 たとえ、ほぼ実現したように思えても け…

第七章 「宝もの The treasure 」 (06)

現実の中に 夢はない。 したがって、真実を知りたい者は 夢見をやめなくてはならない。 インドでは、人間の意識を 四つの段階に分ける。 その第一の段階を、通常の 覚めた意識という。 今 現在、あなたは 通常の覚めた意識の状態にある。 通常の覚めた意識と…

第七章 「宝もの The treasure 」 (05)

探求者こそ 探求されるべきもの、すると、宝は 自分の内部にあるのだと、すべての間違いは それを外部に求めていたことだとわかるだろう。 あなたは 宝を 外部に求めていたが、それは常に あなたの内部に、ここにあった。 あなたは違う方向を探していた。 そ…

第七章 「宝もの The treasure 」 (04)

…いまだ 何かを探し求めているなら、あなたは依然として 世俗的な人間だ。 すべての探求がやみ、知るべきことは ただひとつ、「私の中にいる この探求者は 誰なのか。 この探求を欲するエネルギーは 何なのか、私は誰か」ということだ と不意に気づいたら、変…

第七章 「宝もの The treasure 」 (03)

アレクサンダー大王が 世界の征服者になったときの話だが、彼は部屋のドアを閉めて泣きだしたと言われている。 本当にあったことかどうかはわからない。 しかし、アレクサンダーが 少しでも知性ある人間だったら、泣き出したに違いない。将軍たちは非常に当…

第七章 「宝もの The treasure 」 (02)

繰り返そう、探求するのは あなたが眠っているとき、覚めていないとき、無意識のときだけだ。 無意識が 探求に向かわせる。そう、ラビアは正しい、内側に光はない。 内側には 光も意識もない。 だから、あなたは 当然のごとく外を探し続ける。 外の方がよく…

第七章 「宝もの The treasure 」 (01)

ラビのブナムは、自分のところに初めて来た若者たちに ラビのエイシク ーー クラクフのラビ、イエケルの息子の話をするのだった 長年に亘るひどい困窮も エイシクの神に対する信頼を揺るがすことはなかった 彼は夢を見た 何者かが、プラハの王宮に通じる橋の…

第六章 生のアート The art of living (最後の、 そして最も重要な質問)

最後の、そして最も重要な質問 愛する和尚、 なぜ ユダヤ人は鼻が高いのでしょうか。 さぁ、怖がることはない。 私は 長い話、九十分の話をするつもりはない。 いや、しない。 答えを知っているからだ。 答えを知らないときは 長い答えを与えなければならな…

第六章 生のアート The art of living (第八の質問)

第八の質問 愛する和尚、私は悲しい子供で、恐るべき青春時代を過ごしました。 また、怒りっぽい青年でした。 しかし 心の奥では、生まれてこの方 ずっと、すべてはおかしく、愚かしく、馬鹿げていると感じていました。 数年前、神学校にいたとき、友人が 私…

第六章 生のアート The art of living (第七の質問)

第七の質問 愛する和尚、別れの日は 集いの日なのでしょうか。 昨日は、本当に私の夜明けだったと 言えるのでしょうか。 私は神の手が奏でる ハーブなのでしょうか、それとも神が吹く フルートなのでしょうか。 私は沈黙の探求者なのでしょうか、そして信念…

第六章 生のアート The art of living (第六の質問)

第六の質問 愛する和尚、昨夜の朝方、二つの夢を 続けてみました。 一つ目の夢 ーー あなたは完全なる沈黙にあり、部屋に座っていました。 私はとてもゆっくりと部屋に入り、だんだん あなたに近づいていき、お辞儀をし、あなたの足に触れました。 あなたは …

第六章 生のアート The art of living (第四の質問) & (第五の質問)

第四の質問 愛する和尚、あなたの お話をいつも楽しく聞いています。 聞いた話の中でも 大好きなのは、先日 あなたが、私たちに あなたの話が聞こえるかどうか尋ねたところです。 私は、いつの日も、いつでも そう尋ねたいと思っている。 私の話が聞こえるか…

第六章 生のアート The art of living (第三の質問)

第三の質問 愛する和尚、あなたの話を聞いていると、まるで死んでいくような、あなたが私を 絶えず遠くへ押しやっているような気がします。 あなたは 私の頂上、エベレストであり、とても美しく、とても遠いのですが、 信じられないほど 近くにも感じます。 …

第六章 生のアート The art of living (第二の質問)

第二の質問 愛する 和尚、あなたに できませんか。 私の頭を 切り落とせませんか。 私にはできないのです。 私にできないことは知っています、やってみたからです。 私にはできる。 だが、 多くの問題が生じるだろう。 あなたに ちょっとした話をしよう。 聖…

第六章 生のアート The art of living (最初の質問)(03)

ナレンドゥラが ここにいる。 彼の父親も 四、 五十年に気が狂った。ナレンドゥラが狂ったとき 彼は家から逃げ出したが、二、 三ヶ月後に アグラで捕まり、狂人ばかりいる監獄に入れられた。 ラホールには、狂人用の特別の監獄があった。 ナレンドゥラは、自分…

第六章 生のアート The art of living (最初の質問)(02)

ハシディズムのマスターたちは、そのことを よく知っていた。 歓喜の宗教的儀式、歓喜の踊りに 女性を参加させないのは、非人間的であり 反革命的だ。 だが、 社会が強く 反対していた。 参加を認めれば、運動全体が 途絶えてしまっただろう。 だから、禁じざ…