saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第九章 「 浄土楽園 」 (04)

(… ディーパンカラは、ゴータマの足に触れたとき ただ、これはゲームにすぎない、 と 言おうとしていた ) おまえが私の足に触れようと、私がおまえの足に触れようと それは なんのちがいもない われわれは みな光明を得ている われわれは みな神々なのだ 私は…

第九章 「 浄土楽園 」 (03)

(… 〈光明〉は 不安定という 大空だ それは 広大だ、 それは 海図なき大洋だ その旅は、ひとつの未知から もうひとつの未知へと 向かう 知ることができるものは 何もない ) 知識は、知識という考えそのものは、人間の愚かさの 一部だ 生は 知ることができな…

第九章 「 浄土楽園 」 (02)

(… ディーパンカラは いまだかつて、ほかの誰にも そのようなことをしたことはなかった そこで、仏陀は訊ねた 「何をなさったのですか ? なぜ 私の足に 触れたのですか ?」) 私は罪人です、無知な人間です あなたの足に触れるのは 正しいことですが、あなた…

第九章 「 浄土楽園 」 (01)

10、 “ 世尊は問われた 「どう思うか スブーティよ 如来がディーパンカラから学んだ法が 何かあるだろうか ?」 スブーティは答えた 「いいえ ありません おお 世尊よ 何もありません」 世尊は言われた 「もしだれか菩薩が 『私は調和ある仏国土(ブッダフィー…

第八章 「 最後の質問 」

最後の質問 「 みんなは 私が 意地悪いと思っています。 でも、私は 自分はけちであるだけだと感じています。 あなたは どうおっしゃいますか、バグワン ? 」 ひとつ 小話を きかせてあげよう ある朝、 若者は フットボール賭博で 五万五千ポンドの賞金を 当…

第八章 「 第六の質問 」 (06)

(… 医者も患者も、どちらが水で どちらが薬か知らなかった もし 医者が知っていたら、彼の ふるまいさえ 変わるからだ ) 水を与えるときには医者はそれを 真剣には与えない そうなったら患者のなかに 疑いが湧き上がる だから 医者も患者も、誰も 知らない …

第八章 「 第六の質問 」 (05)

(… しかし、その安堵は 永久ではありえない どんな安堵も けっして永久不変では ありえない それは わずかのあいだしか 続かない ) あなたはそれを 何度も観察したことがないだろうか ? あなたは ある車を 買いたかった その車は いまポーチにあって、あなた…

第八章 「 第六の質問 」 (04)

(… 幸福であるためには、何か原因を 見つけなければならない理由は まったくない ただ 幸福でいることだ ) 樹々は 幸せだ 樹々は夕方に どんなビールも煙草も得ないが、彼らは まったく幸せだ ごらん ! 吹く風は 幸せだ 太陽は 幸せだ 砂浜は 幸せだ 海は 幸…

第八章 「 第六の質問 」 (03)

(…それは つねに そこにある それはちょうど 呼吸のようなものだ ) あなたは呼吸については あまり 幸せを感じていない では、ひとつ こういう事を やってごらん まず、 あなたの 鼻を閉じる 何か ヨーガの練習をして、息を 内側で抑える、そして抑えつづけ…

第八章 「 第六の質問 」 (02)

ある日、 私は ムラ・ナスルディンが、罵りながら、苦しそうに歩いているのを見かけた 私は 彼に訊ねた 「どうしたんだい おなかでも 痛いのかね、それとも頭痛か何か かね ? いったい 何が問題なのかね ?」 彼は 言った 「これが、 この靴を 脱ぐときが、一…

第八章 「 第六の質問 」 (01)

第六の質問 「私はいつも 一日の終わり頃に、ちょっとした報酬ーーー少しばかりの ビール、煙草、ドラッグなどーーーの必要性を感じてきました。 いまは、こういったものは何ひとつとして満足を もたらしません。 しかし、何かに対する欲望、何らかのかたち…

第八章 「 第五の質問 」 (03)

(…私は その 人が あらゆる限界を超えて行かなければならないことを理解している、と 見たとき はじめて、その人々を エンカウンター・グループに 送る 性の限界、 暴力、 怒り、 憤り などの限界 ーーー 彼らは あらゆる限界を こわさなければならない それ…

第八章 「 第五の質問 」 (02)

(…そうしてはじめて ワークが可能になる そうしてはじめて 私は あなた方を 助けることができる どうか 私に 忠告しないでいただきたい 私に 忠告する瞬間、あなた方は 私から 切り離される ) これは民主主義ではない あなた方は「何が為されるべきか」「何…

第八章 「 第五の質問 」 (01)

第五の質問 「先日、 私は あるインド人サニヤシンといっしょに (アシュラム)の門を 通りました。 すると、 彼は門番に 何の理由もなく 追い払われました。 そのことを私が ラクシュミに話すと、「あなたの知ったことじゃない」というふうなことを言われました…

動画「はじめに 静寂ありき」日本語字幕 (4分05秒)

https://youtu.be/dKev22Qw7gk 動画/抜粋 日本語字幕 選択可能 (4:05)

第八章 「 第四の質問 」 (02)

(… そしてイエスは「神は 汝らの なかにいる」と 言いつづけるが、 誰も それを信じない なぜなら、人は 自分自身を信頼することを 教えられてきていない からだ ) 生まれた まさにその時から、あなたは ずっと自分の存在から 注意をそらされてきた みんなが…

第八章 「 第四の質問 」 (01)

第四の質問 「バグワン、 私たちが〈家〉に帰るのを 妨げている唯一のものは、私たちが まだ〈家〉に 帰っていないのではないかという疑いではありませんか ? そして その疑いは、まわりのみんなによって強化されているのではないでしょうか ?」 そうだ、 シ…

第八章 「 第三の質問 」 (03)

(… そして、仏陀は ニルヴァーナとは何かを あなた方に説明しようとしている 真理は シンプルだが、説明しようとしたとたんに それは むつかしくなる ) しかし、 憶えておきなさい あなた方が ここにいるのは ただ楽しむためだけではない 私は エンタテイン…

第八章 「 第三の質問 」 (02)

(… 問題は あなたから 生まれている なぜなら、 あなたは自分の論理に従って それらの真理を解釈することを望むからだ ) こういう場面を 想定してみようーーー ある高校の物理学の授業で、ひとりの少年が反対した 「僕は アルバート・アインシュタインの公式…

第八章 「 第三の質問 」 (01)

第三の質問 「私は これらの仏陀の経文(スートラ)を 楽しめません。 これらは無味乾燥で、難解で、込み入っています。 真理とは 単純(シンプル)なものではありませんか ?」 真理は 単純(シンプル)で あって 同時にむつかしい 実際のところ、それは シンプル…

第八章 「 第二の質問 」 (04)

(… なぜなら、〈存在〉の なかには、ひとつの質問 も ないからだ 〈存在〉は どんな質問もなしに 存在する それは神秘だ 解かれるべき問題ではなく、愛されるべき神秘、生きられるべき神秘だ ) そしてシャイラは 言う 「あなたはたえず、早朝の光のなかの 露…

第八章 「 第二の質問 」 (03)

(… そして 弟子は 勝つことはできない 弟子が勝つ ということは、絶えて聞いたことがない 彼は延期し、遅らせることは できるが、勝つことは できない ) 遅らせれば遅らせるほど、それだけ負けは 確実になる 私は ちがう方法で あなた方の存在に侵入している…

第八章 「 第二の質問 」 (02)

二番目のこと ーーー あなた方の質問は 同じではない、同じであることはできない それらは ちがう人々から来ている それらがどうして 同じ質問でありえよう ? そう、 ときとして言葉は同じかもしれないが、質問は同じではない 二人の人間は 互いに はなはだ…

第八章 「 第二の質問 」 (01)

第二の質問 「バグワン、 私たちが耳を塞ぎ、眼を閉じ、口をつむって そこに坐り、けっしてメッセージをーーー『解答はいっさい存在しない』というメッセージをーーー受け取らない というのに、あなたは毎日毎日、同じ質問に答えていて、退屈し、飽きて、 う…

第八章 「 既に家にいる 」 最初の質問 (02)

( …私の概念は、東洋的でも西洋的でもなく 内的でも外的でもなく、外交的でも内向的でもないような世界の概念だ それは 均衡が とれている それは 全体だ ) しかし、過去においては 実状は そうではなかった だから あなたの質問は 当を得ている あなたは訊…

第八章 「 既に家にいる 」 最初の質問 (01)

最初の質問 「なぜ 偉大なマスターたちは すべて東洋から来ているのですか ?」 それは、 人類が まだ全体的(トータル)では なかったからだ 東洋は 内向的だ 西洋は 外交的だ 人間は 分裂している マインドは 精神分裂症的だ だから、偉大なマスターは みな東…

第七章 「 平安に住する者 」 (17)

(…私は 大勢の人々のために 語りかけている たんに あなた方だけを相手に、 あなた方だけのために 語っているのではない 私は、ここには いないが この言葉が届くだろう 何百万人という人々のために語っている ) ときとして、あなた方にとって 事柄が むつか…

第七章 「 平安に住する者 」 (16)

(…私はあなた方の 困難を理解している たくさんの質問が 私のところへ来て ) こう言う 「あなたが スーフィのことを話すとき、私たちのハートは踊ります でも、『ダイヤモンド・スートラ』のときは 私たちのハートは 踊りません」 後者は より高い、より高度…

第七章 「 平安に住する者 」 (15)

(…自我(エゴ) は この世界の種だ この小さな種が 全世界を 内包している 「私がいる」と 感じてごらん、そうすれば ただちに全世界がその後に 続いて来る “ スブーティは言う 『私はアルハットであり 貪りを離れている』 という考えは私には起こりません も…

第七章 「 平安に住する者 」 (14)

仏陀は問う “ どう思うか スブーティよ では アルハットにこういう考えが起こるだろうか ? 「私によってアルハットの境地が達成された」” さて、アルハットの境地は、ある状態ではない それは 何か客体のような 物ではない あなたは それ を 捕まえることは…