saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第八章 「 第四の質問 」 (02)

(… そしてイエスは「神は 汝らの なかにいる」と 言いつづけるが、 誰も それを信じない

なぜなら、人は 自分自身を信頼することを 教えられてきていない からだ )

 

生まれた まさにその時から、あなたは ずっと自分の存在から 注意をそらされてきた

みんなが あなたを批難してきた

あなたの 両親、教師、僧侶、政治家たちーーー

 

誰もかれもが あなたを批難してきた

誰もかれもが こう言ってきた

「おまえは 今のままでは 正しくない

おまえは 正しくならなければ ならない

おまえは完全性を達成しなければならない」

 

さまざまな 目標が あなたに与えられてきた

その目標や その 完全主義的理想のせいで

あなたは 咎められ、押しつぶされたままでいる

なのに、 どうやって こういうメッセージを 受けとることができよう ?

「神は あなたのなかに いる

あなたは すでに〈家〉に いる

そもそも 最初から、あなたはけっして そこから離れたことは なかった

すべては、 あるがままで オーケイだ」

 

ちょっと くつろいでごらん

そうすれば それは あなたのものだ

あなたが 捜し 求めなければならない というのではない

ただそのなかへ くつろぐことだ

そうすれば それは あなたのものになる

 

 疑いが 湧き上がる ーーー

「私の 内なる神 ?

私の父は『おまえは町中で 一番醜い子供だ』と言っていた

私の母は『あんたなんか 死んでしまえばよかったのよ、 あんたは家族の罰当たりよ

あんたなんか 生まなきゃよかったわ』と言っていた

そして 先生は先生で『君は ばかだ、 愚かだ、 あほうだ』と 言っていた

そして説教師は『おまえは地獄行きだ、 おまえは罪人だ』と言っていた」

 

つい先日の 夜

私は、 あるキリスト教会に招かれた インド人の神秘家についての話を 読んでいた

説教が 終わると、キリスト教の司祭は 会衆に向かって朗々と 声を はり上げた

「 汝ら、 罪人たちよ !

さあ、ひざまづいて 祈りなさい !

祈ってひざまづきなさい !」

彼らは、その神秘家ーーーヒンドゥー神秘家ーーーを除いて、みんな ひざまづいた

司祭は 彼を見て「あなたは 我々の祈りに 参加しないおつもりですか ?」と言った

 

彼は 言った「参加するつもりだった

しかし私は 罪人ではない

そして私は、ここにいる ほかのどの人も 罪人であるのを見ない

私は祈りに参加しようとしていたが、いまや あなたがそれを不可能にしてしまった

私は ひざまづくことは できない

私は 罪人ではない

神は 私のなかにいる

私は神への そのような不敬を おかすことはできない

神が 自分のなかにいるからこそ、私は祈ることが できる

そして私は 何かのために 祈っているのではない

私の祈りは、神が すでに私に与えてくれたもの すべてへの、私の感謝だ

神が私を住処として選んだ ということへの

神が私を尊重している ということへの

私は神の 一部であり、神も私に属している ということへの

私の 感謝だ

私は祈る用意ができている、ひざまづく用意ができている

だが罪人としてではない、それは 真実ではないからだ 」

 

あなた方は ずっと罪人だ と 教えられてきた

エスがあなた方を 救わないかぎり

あなた方は かならず地獄ヘ 堕ちる、と 教えられてきた

あなた方は、あまりに咎められて きたので

この東洋の教えが 自分の存在のなかへ急に入ってきても

「それは不可能だ

私が ?

そして 私は 一度も〈家〉を離れたことがない ?

それは 仏陀に関しては 事実かもしれない

それは イエスに関しては事実かもしれない

だが、この私が ?

この私は 罪人なのだ 」

 

 誰ひとり 罪人ではない

あなたの生の 最も暗い穴の中に いるときでさえ、あなたは依然として 神性だ

あなたは 自分の神性を 失うことはできない

それを失うすべは いっさいない

それは あなたの 存在そのものだ

それは あなたがつくられている素材だ

 

ショバは 訊ねている

「私たちが〈家〉に帰るのを妨げている 唯一のものは、私たちが まだ〈家〉に帰っていないのではないか という疑いではありませんか ?

そして その疑いは、まわりのみんなによって 強化されているのではないでしょうか ? 」

 

 そうだ、それは あなたの まわりの あらゆる人によって強化されている

だから私は、愛が 在るのは 誰かがあなたを神性だとして 受けいれたときだけだ、と 言う

その人は あなたが神性だ という事実を 強化する

もし誰かが あなたは神性ではない という虚偽を強化したら、それは 愛ではない

それは あなたの母親かもしれないし、父親かもしれないが、それは問題ではない

もし誰かが あなたに自責の観念を与えたら、 その人は あなたを 毒している

もし誰かが あなたに「あなたは あるがままでは 受けいれられない

神は、あなたが 一定の条件を満たした場合にのみ、あなたを愛する」と言うなら

そのときには、その人は あなたを破壊している

その人は あなたの 敵だ

その人に 気をつけなさい

 

(第四の質問)終わり・・・第五の質問 (01)ヘ 続く