第四の質問
「バグワン、 私たちが〈家〉に帰るのを 妨げている唯一のものは、私たちが まだ〈家〉に 帰っていないのではないかという疑いではありませんか ?
そして その疑いは、まわりのみんなによって強化されているのではないでしょうか ?」
そうだ、 ショバ
疑いが、妨げとなる唯一のものだ
自分は あるべき姿ではない という疑い、神は 自分のなかに存在できない という疑いが ーーー
どうやって神が 自分の内側に ありえよう ?
というのも、 あなたは こう教えられてきたからだ
神は、竪琴(ハープ)を弾き ハレルヤを歌う天使たちに 囲まれ
神は ここには いない、はるか遠くにいる
彼は 大きく、広大で、永遠だ
彼は ああだこうだ・・・
どうやって彼が 自分の ハートのなかに いることができよう ?
自分が持っているのは こんなちっぽけな ハートだ
どうやって彼が 自分のハートのなかに いることができよう ?
自分は 実に醜く、 実に ひどい人間だ ーーー
あなたは そうやって 千と一つの仕方で たえず自分自身を 批難している
どうやって 彼が そこに在りえよう ?
もし神が 自分のなかに いるとしたら、いったい悪魔は どこに住んでいるのか ?
その疑い・・・
誰かが、神は あなたの なかにいる、と 言うとき、 あなたは それを 受けいれられない
あなたは これを何度も 聞いてきた
「神の国は 汝らのなかに在る」という イエスの教えを ーーー
しかし、キリスト教徒でさえも、信奉者でさえも 耳を傾けない
イエスに親しい信奉者や 直弟子たちでさえ、天界にいる神について 訊ねつづけている
そしてイエスは「神は 汝らの なかにいる」と 答えつづけている
が、 彼らは 天界にいる神について語りつづけ、こう訊ねつづけている
「私たちが みんな死んだときには、どうやって天国に住むのでしょう ?
誰が神の 右側に行くのでしょう? 」
「天国での 私たちの地位は どうなるのでしょう ?」
「だれかれの見分けは どうなるのでしょう ?」
「階級は どうなるのでしょう ? 」
そしてイエスは「神は 汝らの なかにいる」と 言いつづけるが、 誰も それを信じない
なぜなら、人は 自分自身を信頼することを 教えられてきていない からだ
(01)終わり・・・(02)ヘ 続く