saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第十章 東洋と西洋を超えて (最後の、 そして最も重要な質問・・・) (02)

ちょっとした話をしよう。若いユダヤ人の二人が、二百人以上の親戚や 友人に囲まれ、ユダヤの伝統に則って 結婚しようとしていた。ラビが祈りの言葉を捧げ、「この世の我が持ち物を、すべて汝に授けよう」と 言ったとき、部屋は 完全に静まりかえった。最も良…

第十章 東洋と西洋を超えて (最後の、 そして最も重要な質問。実に歴史的 重要性のある質問)(01)

愛する和尚、なぜ、あなたはいつもタオルを持ち歩いているのですか。 もう、持ち歩くのはやめたらいかがですか。 まず最初に、私は タオルを 二十五年間 ずっと手放さずにいる ということ。 二十五周年だ ! 私は その質問に驚いている。 というのも、昨夜 私…

第十章 東洋と西洋を超えて (第六の質問) (04)

小話を 一つ。ある家族が、息子の バルミツバーの儀式 (十三歳になった少年を、正式に成人として認めるユダヤ教の儀式) を 執り行うことになっていた。金に糸目をつけず、儀式を 今までにないユニークなものにしたいと思っていた。 儀式の担当者は 様々な提…

第十章 東洋と西洋を超えて (第六の質問) (03)

昔、あるジャイナ教徒の家族のところに 滞在したことがあった。九十歳になる老人が、私のところに来て足に触れ、こう言った、「あなたは、二十五番目の ティルタンカラと言っても良いお方です」私は、「待ってください。私を しっかり見てください」と 言った…

第十章 東洋と西洋を超えて (第六の質問) (02)

あなたを 不幸にしたのは あなたではない。 それを 取り除くことも、あなたには できない。あなたは いるのだろうか、いないのだろうか ? 責任とは 存在のことだ。 責任は あなたに 実在を 与える。 あなたを 不幸にしているのは 悪魔だ、そして、神が キリ…

第十章 東洋と西洋を超えて (第六の質問) (01)

第六の質問 愛する和尚、この地上で あなたの生、あなたが現れた理由を考えてみると、あなたが引き受けた仕事には、間違いなく危険があるように思えます。 また、失敗する可能性も あるように思えます。 あなたの活動が 許されないこともあるだろうし、あな…

第十章 東洋と西洋を超えて (第五の質問)

第五の質問 愛する和尚、 初めてあなたを 見たとき、私は お守りを見つけたような気がしました。 和尚が 守ってくれる、と。 しかし私は今、「和尚はどうやって、和尚自身から私を守ってくれるのだろう」と 自問しています。 意見をお聞かせください。 それは…

第十章 東洋と西洋を超えて (第四の質問)

第四の質問 愛する和尚、あなたは、これまでに飲んだ ウィスキー・コークの中で 最高のものです。 私は毎日、あなたの講話を 聞き よろめいています、頭は くるくる回っています。 あなたの講話を聞くことを 悪習とみなし、やめるべきでしょうか。 悪い習慣…

第十章 東洋と西洋を超えて (第三の質問) (02)

ある ジョークを読んでいた・・・。突然のことだったが、ゴールドバーグは 早めに会社から帰宅した。 すると、彼の妻が 隣に住むコーエンとベッドをともにしていた。怒りで取り乱したゴールドバーグは、隣の家まで走っていった。 そしてコーエン夫人と 顔を…

第十章 東洋と西洋を超えて (第三の質問) (01)

第三の質問 愛する和尚、 どこかに、私を閉じさせ、堅くし、悲しくし、怒らせ、希望を失わせ、 絶望的にする あの恐れがあります。 それは 非常に捕らえがたいものらしく、実際には触れることすらできません。 どうすれば、もっと はっきり理解できるでしょう…

第十章 東洋と西洋を超えて (第二の質問)

第二の質問 愛する和尚、 人間は目的志向で その行き先は星である、と あなたが言うのを 聞いたことがあります。 この花を咲かせ、私に 深い香りを嗅がせていただけませんか。 花は すでに咲いている。 あなたの鼻が つまっているんじゃないのかね。鼻を通る…

第十章 東洋と西洋を超えて (最初の質問)(03)

あなたは その高みから、宗教、寛容、愛、教会、寺院、モスクの名において続けられている あらゆるナンセンスを、笑うことができる。革命は、あなたの 内部で起こらなければならない。 革命を 世界に持ち込む必要はない。 なぜなら、生きているのは あ な た…

第十章 東洋と西洋を超えて (最初の質問)(02)

未来の人間は、東洋と西洋を 超えていかねばならない。 両方とも 半分に過ぎない、両方とも偏っている。 私は、東洋も 西洋も 支持しない。 私は 全一的な世界、全体である世界を 支持する。だが ある意味で、アリカ、エスト、超越瞑想は 自然の成り行きだ …

第十章 東洋と西洋を超えて (最初の質問)(01)

最初の質問 愛する和尚、 あなたは、生の謎を解くことに 反対のようです。 これに関連してですが、西洋で行われている アリカ(自己実現のための教育法)、禅、スーフィズム、エスト(アーハード・セミナー・トレーニング の略)、超越瞑想などは、東洋神秘主義…

第九章 超越するものと一体になる (13)

しばらくして ミルトンは驚いた。 それは呪いではなく 祝福だったのだ。 内側の 無限の色彩に気づくようになった。 極彩色の 世界だった。きわめて微妙な色合いの、きわめて美しい夢が 彼の前に広がりだした。 偉大な詩は、すべて目が見えなくなってから作ら…

第九章 超越するものと一体になる (12)

・・・仏陀が 菩提樹の下で静かに座っている、あなたはには 彼の周りで戯れているエネルギーが、大きなエネルギーのオーラが見えるだろう。 マハヴィーラについて語られた 美しい物語がある。 彼が行くところは どこでも、広い範囲に渡って 生が活気づいたと…

第九章 超越するものと一体になる (11)

聖性は その孤独の中にある、その孤独の中に 解放が、解脱がある。 その孤独の中に 涅槃がある、その孤独の中で、はじめて あなたは 真に存在する。 主体と客体は 分割されている。 二元性が、対立、戦い、分割がある。 客体的な人は 何かを取り逃がす ーー …

第九章 超越するものと一体になる (10)

…皆がそれぞれ、独自の道で 創造者となるのは可能だ。 人に知られるようになるかどうかが重要なのではない。 まったくどうでもいいことだ。 愛から何かをするのでもいい。 そのときそれは、創造的なものになる。 私があなたたちに 講話をしているとき、アス…

第九章 超越するものと一体になる (09)

愚かな弟子に対する 妥協だ。 弟子は その次元を 変える必要がある。 もっと 主体的にならなければならない。 けれども私たちは、形を変えながら 同じものに留まる。 聞いた話だが ーー。葬式が終わった。 男やもめとなったばかりの ゴールドバークは、すす…

第九章 超越するものと一体になる (08)

動機や願いが含まれていれば、祈りは醜い。 だが 私たちは とても狡猾で、様々な手段を見つけだす。 ちょっとした話をしよう。牧師と司祭と ラビが、それぞれ集めた金のうち、個人に流用する分と 教会に渡す分を、どうやって決めたらいいか議論していた。「…

第九章 超越するものと一体になる (07)

それで、人々は 愛を渇望する。 愛を渇望する理由は これ以外にない。 あなたは、自分を 物としてではなく、人として見てほしい。 あなたは歯医者に行く。 歯医者は あなたのことを気にかけない。 歯にしか 興味がない。 私が行ったとしても ーー 歯医者が見…

第九章 超越するものと一体になる (06)

実際、遠くのものに 関われば 関わるほど、自分のことは 忘れがちになる。 自分に対しては、目を閉じているも同然だ。 詩人、画家、舞踏家、音楽家、彼らは もっと家の近くにいる。主体の世界に住み、自分が人であることを 知っている。 人である と 知った…

第九章 超越するものと一体になる (05)

不幸がなくなれば、 かならず幸福が残る。 そうなる他は ない。わけもなく、理由もなく、ただ 幸福になる。だが、 聖人は幸福ではない。 聖人は とても悲しい。 聖人は 生きていない、死んでいる。何が起こったのか、どんな災難が、どんな 呪いが ? 踏み違え…

第九章 超越するものと一体になる (04)

不幸がなくなれば、たちまち幸福になる。 幸福とは 何だろうか ーー 不幸が ないことだ。健康とは 何だろうか ーー 病気がないことだ。不幸でないのに、どうして幸福にならずに済むのだろう ? 不幸でないのに、どうして幸福にならずにいられるのだろう ? 不…

第九章 超越するものと一体になる (03)

不幸を生むのは 所有欲だ。愛する人を、 友人を、 子供を 所有しようとすれば 不幸になる。そしてあなたが 不幸なときは、例の宗教的な人々が、曲がり角で 待ち構えている。 あなたに飛びつき、「前に 言った通りでしょう。 愛しては いけません。 そうでない…

第九章 超越するものと一体になる (02)

そのことは できるだけ深く 理解しなければならない。 あなたも 誤った方向に進みかねないからだ。それには 途方もない魅力がある。 なければ、それほど多くの人が その方向に進みはしなかっただろう。 その魅力は 途方もないものに違いない。誤った道の磁力…

第九章 超越するものと一体になる (01)

盲目となっていたラビのブナムが ある日、ラビのフィシェルを訪ねた 奇跡によって病を治すというので、フィシェルは 国中に名を知られていた 「お任せください、私が治しますから。 必ず光を取り戻してあげます」 とフィシェルが言った 「その必要はありませ…

第八章 残るのは知るものだけ 最後の質問

最後の質問 愛する和尚、私は 自分を男性だと思いません。 しかし、鏡には 男性の顔が見えるのです。 偉大な洞察が あなたに生まれた。 偉大な 悟りだ。 それを 深めなさい、いつも そのことに気づいていなさい。あなたたちに 顔はない。 すべては 偽物だ。 …

第八章 残るのは知るものだけ 第五の質問

第五の質問 愛する和尚、サニヤシンたちが、あなたといるのは 何かの恩恵を受けるためだと言うのを聞いたことがあります。 彼らは、光明とか そうしたものを動機としています。 しかし私の頭には、光明のことも、あなたといることで得られる恩恵のこともあり…

第八章 残るのは知るものだけ 第四の質問

第四の質問 愛する和尚、どうしたら、近くにいけますか。 何をすれば 良いのですか。 一つ、小話を あなたに。「助けてください。 私には 女房と 十二人の子供がいるのですが、養いきれません。 そのうえ、女房のやつが 毎年 子供を産むのです。 何をすれ(do…