saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第九章 超越するものと一体になる (04)

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不幸がなくなれば、たちまち幸福になる。
幸福とは 何だろうか ーー 不幸が ないことだ。

健康とは 何だろうか ーー 病気がないことだ。

不幸でないのに、どうして幸福にならずに済むのだろう ?
不幸でないのに、どうして幸福にならずにいられるのだろう ?
不可能だ。
それは 自然に 反する。
生の算数に 反する。

不幸でないときには、人の 源泉であるものの すべてがにわかに活気づき、踊り、喜びが 実存に生まれる。
笑いが 起こる。
その人は 爆発する。
ハシディズムの 人となる、スーフィーとなる、聖なる歓喜の化身となる。
その人に 目をやれば、 神々しさ、放たれる光を 垣間見るだろう。
その人を訪れることは、神の社、神聖な場所、ティルタを 訪ねることになるだろう。

その人と いれば、新たな光、新たな実存で 満たされるだろう。
新たなうねりが あなたの周りに起こり、あなたは その高波に乗って 向こう岸に渡れるだろう。


不幸がなくなれば、 かならず幸福が残る。
そうなる他は ない。

わけもなく、理由もなく、ただ 幸福になる。



(04)終わり・・・(05)へ 続く