saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第10話ーーー Q&A 最初の質問 11···(最終回)

(…これが人間に可能な二種類のエクスタシーだ あなたはひとりのとき サマーディ(samadhi 三昧)の中にはいって行くこともできる そして,あなたは深い愛の中で誰かと一緒にいるときにも サマーディの中にはいって行くことができる ) そして,こういう二種類の…

第10話ーーー Q&A 最初の質問 10

六番目はユーモアのセンス 笑い 遊び心 深刻でない誠実さーーー 古いサンニャーシンには笑いがなかった 死んでいた 退屈だった 新しいサンニャーシンは もっともっと彼の実存に笑いを持ち込まなければならない 彼は笑うサンニャーシンでなければならない な…

第10話ーーー Q&A 最初の質問 09

五番目 創造性ーーー 古いサンニャーシンはとても非創造的だった 人はサンニャーシンになってヒマラヤの洞窟に行き そこに坐っていれば,それで完璧に上出来だと見なされていた それ以上は何もいらない ジャイナ教の坊さんたちを見に行ってごらん 彼らは彼ら…

第10話ーーー Q&A 最初の質問 08

四番目は自由の感覚だサンニャーシンは自由であるばかりじゃない 彼が自由そのものなのだ 彼はつねに自由な生き方をする 自由というのは放蕩を意味するのじゃない 放蕩というのは自由じゃない 放蕩というのは隷属に対するただの反動にすぎない あなたは反対…

第10話ーーー Q&A 最初の質問 07

「 けれども,その信頼の手はじめは まずあなた自身の有機体への信頼でなければならない 自分のハートを信じなさい」 ここに誰かがひとつ質問をしてきている 彼は彼の奥さんと暮らす決心をしたと言う なぜならば 彼は自分の奥さんと暮らし けっして彼女を離…

第10話ーーー Q&A 最初の質問 06

(…サンニャーシンの三番目の特徴は 自分自身の有機体(organism)への信頼だ )人々は他人を信頼する サンニャーシンは彼自身の有機体を信頼する 体,心(マインド),魂 ーーー 一切が含まれている もし愛する気になれば 彼は愛の中に流れ込む もしその気になら…

第10話ーーー Q&A 最初の質問 05

(サンニャーシンの) 二番目の特徴は実存的な生き方だ彼は人はこれを好むべきだとか,あれを好むべきだとか 人はこういう振舞い方をすべきだとか,こういう振舞い方はすべきではないとか そうしたさまざまな観念からは生きはしない 彼は観念からは生きない 彼…

第10話ーーーQ&A 最初の質問 04

つい先日の夜,サヴィタ(西洋人の女性サンニャーシン)が来て 自分は小説を書いているのだが どうしたらいいかまるでわけがわからないと言っていた それはもう終わりにしてもいいところに来ている だが,それには引き伸ばし得る可能性もある それはまだ完成し…

第10話 ーーーQ&A 最初の質問 03

(…サンニャーシンの第一の特徴は経験に対してオープンであることだ )彼は自分が経験する前に決めてしまったりはすまい 彼はけっして経験する前に決めつけはしない 彼はどんな信条システムも持つまい 彼は 「これはバイブルがそう言っているからそうなのだ」…

第10話 ーーーQ&A 最初の質問 02

(“ それゆえに, おおシャーリプトラよ, 形象は無であり, 無は形象である……”) サンニャースとはわれわれが昨日話していたものにほかならない スヴァーハ ハレルヤーーー それは在ることのよろこびなのださて,どうして在ることのよろこびを定義すること…

第10話 ーーー Q&A 最初の質問 01

最初の質問 ーーー(01) “ サンニャーシンには どんな特徴があるのですか ? ” サンニャーシンというものを定義するのは非常に難しい まして,私のサンニャーシンたちを定義しようとしたら それはなおさらだ サンニャースとは 基本的に,一切の枠づけに関する…

第9話 彼方からのメッセージ (12)最終回

(…あなたはひとりのブッダだ そして,それをそう認識しない限り あなたは苦しみ続けることだろう この経典は,あなたをひとりのブッダと宣告する それを認識しなさい ! ) “ 認識(recognition) ” という言葉はビューティフルだ それは ちょっと振り返って見…

第9話 彼方からのメッセージ(11)

“ 往けり,往けり,超えて往けり,全て超えて往けり…… ” あなたはわが家に帰って来た “ なんという目覚めよ…… ” なんという悟りだろう ! なんというサマーディだろう ! これこそが目覚め ブッダフッドなのだ “ 嗚呼 ! ” ハレルヤ ! ーーー アニータに聞いて…

第9話 彼方からのメッセージ (10)

“ prajna-paramitayam ukto manntrah ” “般若波羅密多によって, この真言は次のように説かれた ” そして仏陀は言う 私はその中に最後のもの,究極なるものをこめている それにつけ足すものは何ひとつないし これ以上それを改善する可能性も何ひとつない, …

第9話 彼方からのメッセージ (09)

こんなことがあった ある男が夢の中で 一匹のヘビが口からはいって彼の胃袋の中にいるというの考えに取り憑かれた そして,彼はそのヘビの動くのを感じる ん? そういうヘビを知っているだろう ? 誰でも知っている そして彼はものすごく取り乱してしまった そ…

第9話 彼方からのメッセージ(08)

(…たとえ話をひとつ )ある男がものすごくお化けをこわがっていた そして運悪く 彼の家は墓地のすぐ裏手にあったので 毎日の行き帰りに墓場を通らなければならなかった そして,ときには遅くなって 夜の夜中にその墓場を通らなくてはならないーーーそして,彼…

第9話 彼方からのメッセージ (07)

(…この般若波羅密多心経(Prajna-paramita Sutra)全体は その第三から第四へのプロセスにほかならない ) シャーリプトラは第三の頂点にいる 精神圏 内省 思考 自意識ーーー 彼は第三の極限にまで旅して行った 彼はその限界までたどり着いている もうそれ以上…

第9話 彼方からのメッセージ (06)

(…真実とは〈現存〉だ もしあなたが現存していたら あなたはそれを感ずるだろう もしあなたが現存していなかったら あなたはそれを感ずまい ) このように 第三段階,精神圏にはニセの自由がある 混乱からあなたは決定する それがために混乱がつのり続けて…

第9話 彼方からのメッセージ (05)

(…ただ自分がたまたまヒンドゥー教の家庭に生まれたというだけのことなのだ ) ときにはこういうことも起こり得る あなたはクリスチャンの家庭に生まれた にもかかわらずあなたはヒンドゥー寺院に行きたがる それもまた一種の条件づけだ また別な種類の条件づ…

第9話 彼方からのメッセージ (04)

(…心(マインド)以下にとどまることによっているのではなく 心(マインド)を乗り越えることによっているのだ そして,それがことの次第なのだ ) インド人の人たちは仏陀を見ている そして彼らはその静寂を見ている そして彼らはその天恵を見ている 彼らはそ…

第9話 彼方からのメッセージ (03)

(…過去と未来の間にある現在など 過去と未来の時間の行列の部分にすぎない ) 私の言う現在 私の言う,あるいは仏陀の言う あるいはキリストの言う〈いま〉はまた違う キリストはこう言う 「明日のことを思いわずらうことはない 野の百合をごらん 彼らは骨折…

第9話 彼方からのメッセージ (02)

第9話 彼方からのメッセージ 02 けれども,鉱物圏にそれは存在しない それは “スシュプティ(susupti)” だ “ スシュプティ ” という言葉は絶対の眠りを意味する ひとつの夢すらも湧いてこない 岩たちは夢さえも見てはいない 彼らには夢を見ることもできない…

第9話 彼方からのメッセージ (01)

第9話 01般若心経 “ それゆえに,般若波羅密多を大いなる真言,大いなる知恵の真言,無上 の 真言,無比の真言,一切の苦しみを鎮めるものとして知るべきである。 それは真実である。 なぜならば,間違いなどあり得ないのだから。 般若波羅密多によって,こ…