saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第九章「これでもない、それでもない」15

(…人はセックスから超意識に至らなければならない。 この一千枚の花弁を付けた蓮華こそ意識の中心だ。) だから 今度また性的な気分になったら いつでも、「二ではない」と言いなさい。理解をもって、意識をもって、油断なく覚めて、「二ではない」と言うのだ。…

第九章「これでもない、それでもない」14

(…エネルギーを使うのに もうひとつの方法がある。)それは、エネルギーが溜まり過ぎると、それを放出せず、ただ「二ではない」と言う方法だ。「自分と宇宙は ひとつだ。 どこに放出する所があろう。 誰と愛し合うと言うのか。 どこに それを投げ出せよう。 そ…

第九章「これでもない、それでもない」13

“この「不二」の中で、何ひとつ分離されるものもなく、 また排除されるものもない。 時と所は問題ではない。 光明を得るとは、この真実相に入ることだ。” 「不二」の真理。 光明を得るとは、この「不二」の真理に 入ることだ。できるだけ多く それ を吟味し、…

第九章「これでもない、それでもない」12

困惑した時には いつでも、疑いに、分裂に、葛藤に 直面した時には いつでも、何かを選ぼうとする時には いつでも、覚えていなさい---「二ではない」と。これを 自分の内側で絶えず鳴り響く 深い真言(マントラ)にするのだ。だが いいかね、それは理解をもっ…

第九章「これでもない、それでもない」11

こんなことがあった。 1857年、インドで イギリス人に対する反乱があった。ある夜 一人のサニヤシン(ヒンドウー僧)が 通りを横切っていたが、そこが英軍基地だということに 気がついていなかった。そこで 捕らえられたのだが、その男は それまでに 三十年間 沈…

第九章「これでもない、それでもない」10

“このような「如」の世界には、 自己もなく、また自己でないものもない。” 自然を受け容れ、その中に 溶け込んで行けば、人は それとともに動くことになる。どんな 一歩も もう自分の一歩ではない。 踊りは 自分の踊りではない。小さな歌すら もう自分自身の…

第九章「これでもない、それでもない」09

(…それは、ある投資だ。 しかも割に合う投資なのだ。) その投資とは 何だろう。 その投資とは、靴が ぴったり合っていない方が、人は より多く自分の存在を感じる ということだ。靴が 完全に合えば、人は ただ寛ぐ。 もし、靴が完全に ぴったり合ったら、足が…

第九章「これでもない、それでもない」08

(…だが私たちは ちょうどその反対をやろうとする。) 私たちは 相手を殺そうとする。 だが相手を 殺すことはできない。相手を所有し、支配することはできない。相手は 反逆することになる。 その相手もまた、あなたを 殺そうとしているのだから。あなた方は 同…

第九章「これでもない、それでもない」07

(…「あるがまま」とは、仕方なくではなく、心から歓迎して受け容れることを言う。) “このような「如」の世界には、 自己もなく、また自己でないものもない。” そして ひとたび溶け込めば、人は「あるがまま」の中に、タタターの中に、理解の中に 溶け込んでい…

第九章「これでもない、それでもない」06

(…受け容れれば それは終わる。 半分いやいやに受け容れることによって、それは運び出される。 ひとつ覚えておきなさい、完了していないものは何でも、思考(マインド)によって いつまでも持ち運ばれる。) 完了したものは何でも、捨てられる。 なぜなら、いつ…

第九章「これでもない、それでもない」05

(…それは この言葉のせいではなく、あなた方のせいだが。)というのは、人は 仕方がないと感じた時にしか 受け容れないからだ。いやいやながら受け容れる。 半身で受け容れる。 他に どうしようもない時にしか 受け容れない。内心では、こうでなかったら嬉しか…

第九章「これでもない、それでもない」04

(…仏陀も死ななければならない。 何も変わりはしない。 だが、彼は違った死に方をする。) 仏陀は、まるで 死などないかのように、実に嬉しげに死ぬ。 彼は ただ消える。 というのも、彼は こう言っているからだ。 生まれた者は 死ななければならない。 誕生が…

第九章「これでもない、それでもない」03

(…物事の世界は 流転そのものだ。 そこでは何ひとつ永続しない。 期待しないことだ。)もし、諸行無常の この世界に永続性を期待したら、必ず心配事を作り出すことになる。あなたは この愛が 永遠のものであって欲しい と願う。 が、この世では、何ひとつ 永遠…

第九章「これでもない、それでもない」02

(…やってみてごらん。 もし病気を受け容れたら、それは雲散し始める。)どうして そんなことが起こるのか。 それが起こるのは、人が闘っている時には いつも、そのエネルギーは 分割されるからだ。エネルギーの半分は 病気の方へ、頭痛へ流れこみ、もう半分は …