saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第十章 東洋と西洋を超えて (第三の質問) (02)

ある ジョークを読んでいた・・・。

突然のことだったが、ゴールドバーグは 早めに会社から帰宅した。
すると、彼の妻が 隣に住むコーエンとベッドをともにしていた。

怒りで取り乱したゴールドバーグは、隣の家まで走っていった。
そしてコーエン夫人と 顔を突き合わせた。
「コーエンさん !
お宅の旦那が 私の妻と寝ているんです」と 彼は叫んだ。

「落ち着いて ! 落ち着いてください !
ねぇ、そんなに深刻にならないで。 座ってお茶でも いかがです ?
気持ちを 楽にして」と コーエン夫人は 言った。

ゴールドバーグは、静かに座って お茶を飲んだ。
そのとき彼は、コーエン夫人の目が キラッと微かに 光っているのに気がついた。

恥ずかしそうな素振りを見せながら、夫人が仄めかした、「ちょっと、復讐したくありません ? 」

その後、彼らは 寝室に退き、愛の行為をした。

それから、もう一杯 お茶を飲んでは 復讐、お茶を 少し飲んでは復讐、さらに お茶を飲んでは ーー。

終わりの方になって、コーエン夫人が ゴールドバーグを見つめ「もう一度 復讐しない?」と尋ねた。

静かにゴールドバーグは 答えた、「コーエンさん、正直言って、もう辛い気持ちは残っていないんですよ」。


どんな状況でも・・・悲しかったら 悲しみなさい。
復讐したい気持ちになったら 復讐しなさい。
嫉妬を感じたら 嫉妬しなさい。
腹を立てたくなったら 腹を立てなさい。
事実を 避けてはならない。
その事実を 生きなければならない。
それは 生の過程、成長、進化にとって 大切なものだ。

避ける者は 未熟なままでいる。
未熟でいたかったら 避け続けなさい。
だが、 生そのものを 避けていることを 忘れてはいけない。
何を避けているかが 問題なのではない、その 避けること自体が、生を 避けていることになるのだ。

生に 直面しなさい、生に 出会いなさい。
困難なときが あるだろう。
だが いつか わかる、困難なときが あなたを強くした ということが。
それらに 出会い、あなたは 強くなった。
出会うことになっていたのだ。
困難なときを過ごすのは 辛いだろうが、後になって、自分が成熟したのが わかるだろう。
それなしには、中心は 座らなかっただろうし、土台も できなかっただろう。

世の 古い宗教は、みな抑圧的だった。
新しい 未来の宗教は、自己表現的なものになる。
私は 新しい宗教を 教える。
表現を、生の 最も基本的なルールの 一つとしなさい。
表現したがために 苦しむ羽目になったとしても、苦しむがいい。
けっして敗者には ならない。

あなたは その苦しみによって、次第に 生を 楽しめるように、生の喜びを 味わえるようになる。




第三の質問 (02) 終わり・・・(第四の質問)へ 続く