saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第六章 「 第八の 質問 」 (03)

(…しかし 憶えておきなさい

真実が そこにある その瞬間には、あ な た は いない

それこそが 理解すべき 唯一の基準だ、ほかに基準は ない )

唯一の基準は こうだ

もしその体験が 真実のものなら、そこには あなたは見出されない

そこでは あなたは 見出されることができない

あなたは 完全に不在だ

至福は そこにあるが、あなたは そこにはいない

「私は至福を感じている」と 言う者は いない

神は そこにあるが、あなた は そこには いない

「すべては神性だ」と 言う者はいない

それを 憶えておくがいい

 

そして これは 起こることしかできない

これは 行なうことは できない

あなたが それ を 生み出すことは できない

生み出されたものは 人為的なものだ

それは 少ししか進まず、それから 消え去る

生み出されたものは 安っぽい

あなたがしていることを ちょっと考えてごらん

ヨーガを しているとき、あなたはいったい 何をしているんだろう ? 

逆立ち している

どうやって逆立ちが あなたに光明を 得させることができよう ? 

いったい どうやって ? 

ただ 逆立ちするだけで ? 

そんなに 安っぽいかね ? 

 

逆立ちは あなたの頭に ショックを与えるかもしれない

たぶん 一種の ショック療法を ーーー

血液が あまりに頭の方へ 流入すると「停止」の瞬間がやってくるかもしれない

思考が 停止する

過剰な血液が突如として 流れこんだ

なぜなら、逆立ちしているので 引力が 血液全部を頭の方へ引いているからだ

頭は それを処理することが できない

それは 一種の 洪水だ

だから 一瞬のあいだ 思考の停止がある

その停止のなかで あなたは 感じる

「私は 喜びに満ちている、 私は 至福に満ちている、 すべてが神性だ」

だが、いったい どれだけ長く 逆立ちしていられるだろう ? 

たとえ長時間の逆立ちを 習得したとしても

マインドは その血液の洪水がきても 思考しつづけるすべを 習得する

問題は ない

マインドも だんだん学んでゆく

そうなったら、あなたは逆立ちして、思考しつづけることができる

 

子供の頃 私はよく長いあいだ 逆立ちをしたものだった

 

 

(03)終わり・・・(04)ヘ 続く