saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第九章 「 浄土楽園 」 (03)

(… 〈光明〉は 不安定という 大空だ

それは 広大だ、 それは 海図なき大洋だ

その旅は、ひとつの未知から もうひとつの未知へと 向かう

知ることができるものは 何もない )

 

知識は、知識という考えそのものは、人間の愚かさの 一部だ

生は 知ることができないほどの 神秘だ

知ることができないとすれば、どうやって それを教えることができよう ?

教えることができない とすれば、マスターと弟子として在ることに なんの意味があろう ?

 

つい数日前、 ある質問があった

「なぜあなたは 自分をバグワン(祝福されし者)だと宣言したのですか ?」

それは ひとつのドラマだ

私は バグワンという役割を 演ずることを決めた

そしてあなた方は 弟子という役割を 演ずることを決めた

しかし それは ドラマだ

あなたが 気づく日、 あなたは「 マスターも 弟子も いっさいない 」と 知る

あなたが理解する日、 それは 夢だった と 知る

しかし、その夢は あなたが ほかの夢すべてから脱け出すのを 助ける夢だ

 

それは、棘(とげ)を 身から抜き出すのを 助ける棘だ

それは 手段にはなりうる

しかし 棘にかわりはない

 

それはあなたの ほかの毒を消すのを 助ける毒だ

しかし毒にかわりはない

それを「筏」として 使いなさい

だから私は「それはドラマだ」と 言う

 

あなたが弟子であり、私がマスターである ということは ドラマだ

それを できるだけ美しく 演じるがいい

あなた方にとっては それは現実だ、ということは わかる

私にとっては、それは ドラマだ

あなた方の側からは それは 大いなる現実だが、私の側からは それはゲームだ

いつの日か、あなた方も それはゲームだ ということを理解する

その日は、 あなたの〈光明〉の日 に なる

 

ディーパンカラは、ゴータマの足に触れたとき

ただ、これはゲームにすぎない、 と 言おうとしていた

 

 

(03)終わり・・・(04)へ 続く