saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第八章 「 第五の質問 」 (01)

 第五の質問

「先日、 私は あるインド人サニヤシンといっしょに (アシュラム)の門を 通りました。 すると、 彼は門番に 何の理由もなく 追い払われました。

そのことを私が ラクシュミに話すと、「あなたの知ったことじゃない」というふうなことを言われました。

人々が 不当に取り扱われているのを見るといつでも、私の即座の反応は 彼らの援助に行くことです。 ほかの人々に何が起こるかは、ほんとうに「私の知ったことじゃない」んでしょうか ?」

 

 この質問は マ・デヴァ・トゥリカ からだ

これは、ここにいる みんなにとって

そして、どういうかたちであれ、私に関わろうとしている あらゆる人たちにとって

重要な意味を もっている

このコミューンで 起こることは何であれ 私に従って起こる

私は、誰が 門から追われたか 知っている

そして 追い払われた当人も、なぜ自分が門から 追い払われたか 知っている

それは まったくあなたの干渉すべきことではない

 

これは徹底的に 理解する必要がある

何であれ ここで起こることは・・・

私は 自分の部屋から 外へ出ないかもしれない

私は 朝と夜以外は けっして外へ出ないし、けっして アシュラムを回ったりはしない

だが、何であれ ここで起こることは すべて私は知っている

それは 私に従って起こっている

どうか 干渉しないでほしい

 

トゥリカのように、たえず私のワークに 干渉している人たちが、ほかにも 何人かいる

あなた方は、何が正しく 何が誤っているか を 判断できるような存在ではない

もし すでにそれを 知っているとしたら、あなた方は ここでは必要ではない

あなた方は 光明を得ている ということだ

だから、 家に 帰りなさい

 

何が正当で 何が不当かを決定するのは あなた方の仕事ではない

ここは ふつうの場所ではない

だから ここでは ふつうのことは当てはまらない

ある、 ふつうではない実験が 進行中だ

私は ある人には 何が必要か 知っている

私が ある人は 門から追放されるべきだ と 感じたら、彼は 追放されなければならない

もし私が どんな理由も 与られるべきではない と 感じたら

そのときには どんな理由も 与えられるべきではない

それは、彼の生と彼のワークのための 私の方策だ

 

そこで、 あなたは それに立ち入るべきではない

もし 立ち入りはじめたら、 あなたは 自分の 成長の機会をのがすだけだ

門番たちには 門番たちの義務がある

彼らは 自分が何をやっているかを 知っている

私は彼らと接触し、彼らのやっていることと 接触している

あなたは ただ 迂回することだ

 

ここは ふつうの場所ではない

すべてが 見守られている

もし頭を 打つ必要のある人がいたら その人は 打たれる

あなたは妨害してはならない

さもなければ、 あなたは その人の成長に 干渉することになる

あなたは その人の 邪魔をし、同時に 自分自身の 邪魔をする

そして、あなたは そのことについて不要に 興奮することができる

 

こういう人たちが 少々いる

パドマ・サムバヴァ も そのひとりだ

彼らは、私に

これが 起こった、誰それが これをした、これは あるべきではない、と 書きつづける

ここでは あなた方が「あるべきこと」や「あるべきでないこと」を 決める者ではない

私の コミューンの一員と なった瞬間、私に すべてをまかせるのだ

さもなければ ワークは 不可能だ

 

さて、私は 拒絶されたその男を 知っているし、なぜ拒絶されたかも 知っている

彼も なぜ 自分が拒絶されたか 知っている

なんらかの理由を 示さなければならない理由は まったくない

どれにも すべて理由を 示さなければならない と したら

私のワークは ただ理由をあげつづけるだけで終わってしまう

ここには 何千という人々が やって来ている

その人たちすべてに 理由や説明を 与えなければならないのかね ?

 

ラクシュミは 正しい

 

ラクシュミは けっして 自分では何事もしない ということを、つねに憶えていなさい

彼女は 完全な 媒体だ

それだから彼女は そのワークのために 選ばれた

だが、私は トゥリカを ワークのために 選ぶことはできない

彼女は、 何が正しく 何が誤っているか という自分の考えを もっているからだ

ラクシュミは まったく考えをもたない

彼女は ただ聴いて 行なうだけだ

何であれ 言われたことを 彼女は行なう

 

あなた方は そういうやり方を 学ばなければならない

まもなく、 私たちは もっと大きなコミューンになり、何千という 人々が来るからだ

そこで、こういう問題を 落着させておかなければならない

それらを 何度も何度も 持ち出すべきではない

あなた方は、何度も何度も

「ある人が こんなことをしました」という質問を書いて よこしつづける

それは 私が 目を配るべき ものだ

私が それは正しくない と思えば、それは 妨げられる

あなた方はそれを私に 注意する必要さえない

あなた方は 私の時間を浪費している

 

そして あなたは 非常に興奮している

不当なことが行われているのを見たから と 言って

サニヤスを放棄した 愚かな人たちがいる

いまや、彼らは 自分の機会を失っているだけだ

それは彼らの 仕事ではなかった

あなた方は 自分自身の成長のために ここへ来た

この〈受容〉は 全面的(トータル)なものでなければならない

そうしてはじめて ワークが可能になる

そうしてはじめて 私は あなた方を 助けることができる

どうか 私に 忠告しないでいただきたい

私に 忠告する瞬間、あなた方は 私から 切り離される

 

(01) 終わり・・・(02) ヘ 続く