saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第八章 「 第五の質問 」 (02)

(…そうしてはじめて ワークが可能になる

そうしてはじめて 私は あなた方を 助けることができる

どうか 私に 忠告しないでいただきたい

私に 忠告する瞬間、あなた方は 私から 切り離される )

 

これは民主主義ではない

あなた方は「何が為されるべきか」「何が為されるべきでないか」とは 訊ねられない

これは民主主義ではない と いうことは、始めから 憶えておかなければならない

あなた方の投票は けっして取りあげられない

あなた方は、私が決めることは 何であれ絶対だ という認識をもって、その一部になる

もし そういう道を選ばないのなら、まったくよろこんで 出てゆくことだ

ここに入るのを 妨げられる人たちは いるが、出てゆくのを 妨げられる人は 誰もいない

あなたは 出てゆくことができる

誰かが出てゆく邪魔をされるのを 見たことがあるかね ?

出てゆくのは まったく自由だ

あなたは自由だ

それは あなたの決定だ

もし ここにいたいなら、あなたは 全面的(トータル)に ここにいなければならない

もしあなたが、ここは自分向きの 所ではない

自分の考えが 満たされない、ここは 自分に従っていない と 感じたら

出てゆくのは あなたの自由だ

 

この場所は けっして あなたに従わない

この場所は あなたを変えるためにある、あなたに従うためにではない

この場所は あなたにとって ひとつの変容になる

そして これらは その始まりだ

何が正しく 何が誤っているか知っているとは、あなたはいったい何さまか ?

そして 理由を要求するとは あなたはいったい何さまか ?

あなたはいったい どうやって入るのか ?

 

アシュラムに入るのを妨げられた そのインド人は、自分が妨げられた理由を訊ねて 彼は理由をきかされた

彼は このあたりでは ずっと厄介者だった

しかし、こういうことは みんなから追求されるべきことではない

そして、これは よくない

みんながこの厄介者のことについて教えられるべきだということはーーー

それは彼に対して 失礼だ

彼は 教えられた、そして彼は 理解している

それは彼が 自分が いままでやってきたことを 知っているからだ

 

さて、あなたが 突然飛びこんでくる

あなたは自分が何か 偉大な仕事、偉大な奉仕をしている と 思う

あなたは自分がある人を 不当から救っていると思う

あなたは、いきさつすべてを 知っているわけではない

そして、いきさつすべてを 知る必要はない

というのも、みんなの話 全部を あなたに話す人がそこに 坐っていると思うかね ?

 

あなたは ただ あなた自身のことについてだけ 決めればよい

ここは、 けっしてあなたに従わない物事が たくさんある場所だ

あなたは 物事に 波長を合わせなければならない

もしそれが 自分には不可能だ と 思ったら、出てゆくのは 自由だ

 

そして これを最後の質問にすることだ

多くの質問が ずっと私のところへ来ている

ある人が グループに参加して、こう書いて来ている

「なぜ エンカウンター・グループには こんなに暴力が多いのでしょう ?」

そしてそれは グループ・リーダーだったことのある女性からだ

彼女は 一日か二日 エンカウンター・グループに参加して、 脱落した

それは彼女自身が 求めたことだった

私は彼女に エンカウンター・グループを 与えるつもりは なかった

私は彼女に ほかの幾つかのグループを 与えようとした

が、彼女は「私はエンカウンターを やりたい」と求めた

そこで私は「オーケイ」と 言った

しかし私が「オーケイ」と言うとき、あなたは その真意を 理解しなければならない

それは「それなら自分で決めなさい」という意味なのだ

 

彼女は、自分はグループ・リーダーだから 知っている、と 思っている

彼女は、いくつかのグループを指導してきたから、自分は 知っている と 思っている

まさにその瞬間、

私は、彼女がエンカウンター・グループを やり抜くことはできないことが わかった

ここで行われているエンカウンター・グループは いま世界で最も高度なものだからだ

ほかの どこでも このような絶対的な自由は 許されていない

 

西洋では、エンカウンター・グループには 限界がある

それは エンカウンターのグループ・リーダーに 限界がある からだ

彼は あまり遠くへは 行けない

事態がむつかしくなり、もう自分がコントロールできないかもしれない

事態が進みすぎて、自分は それを元に戻せないかもしれない、と 見るとき

彼は とめる

 

ここでは、私たちは 限界はいっさい信じない

 

私は

人が あらゆる限界を超えて行かなければならないことを理解している、と 見たとき

はじめて、その人々を エンカウンター・グループに 送る

性の限界、 暴力、 怒り、 憤り などの限界 ーーー

彼らは あらゆる限界を こわさなければならない

それは「超えてゆくこと」だ、限界線が すべてこわれることだ

 

(02)終わり・・・(03)へ 続く