( …私の概念は、東洋的でも西洋的でもなく
内的でも外的でもなく、外交的でも内向的でもないような世界の概念だ
それは 均衡が とれている
それは 全体だ )
しかし、過去においては 実状は そうではなかった
だから あなたの質問は 当を得ている
あなたは訊ねる
「なぜ 偉大なマスターは みな東洋から来ているのですか ?」
それは、東洋が〈外〉に 対立するものとしての〈内〉に とりつかれてきたからだ
当然、何世紀にもわたって内なるものに とりつかれてきたら
あなた方は、仏陀､ ナーガルジュナ､ シャンカラ､ カビールを 生み出すだろう
それは 自然なことだ
もし〈内〉に対立するものとしての〈外〉に とりつかれたら
あなた方は アルバート・アインシュタイン、エディントン、エジソンを 生み出すだろう
それは自然だ
しかし、それは 人間の全体性にとっては よいことではない
何かが 見失われている
内なる成長があり 外的に成長していない人は、外側では未熟なままだ
外側では 愚かなままだ
そして、こういう人についても 実態は同じだ
つまり、数学、物理学、化学に関するかぎりは 大いに成長し、大いに成熟した人
だが内側では まだ生まれてもいない
依然として 子宮の中にいるような人についても ーーー
これはあなた方への 私のメッセージだ
東洋と西洋という、その「半球」を 落としなさい
内なるものと 外なるもの という、その「半球」を 落としなさい
流動的に なることだ
運動､ 流動を あなたの 生そのものにしなさい
外なるものと内なるもの両方に 対して、ひらいたままで いなさい
だから私は 愛と瞑想を 教える
愛は 外へ出る 通路だ
瞑想は 内へ入る通路だ
愛のなかにいて瞑想的な人は、精神分裂を超え、あらゆる種類の分裂を 超えている
彼は ひとつになっている
彼は 統一されている
実のところ、彼は〈魂〉を 得ている
(最初の質問)終わり・・・第二の質問 (01)ヘ 続く
