saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第八章 「 既に家にいる 」 最初の質問 (01)

 最初の質問

「なぜ 偉大なマスターたちは すべて東洋から来ているのですか ?」

 

それは、 人類が まだ全体的(トータル)では なかったからだ

東洋は 内向的だ

西洋は 外交的だ

人間は 分裂している

マインドは 精神分裂症的だ

だから、偉大なマスターは みな東洋から生まれ

偉大な科学者は みな西洋から生まれた

西洋は 科学を発展させ、内なる魂のことについては 完全に忘れた

物質には かかわったが、内なる主体性については 忘れがちになった

その 全焦点は 客体に ある

それゆえ、偉大な科学者たちは すべて西洋に 生まれている

 

東洋は 内なる魂に かかわりすぎて、客観性、物質、世界を 忘れた

そこから偉大な宗教的マスターたちが 成長したのだが、これは 良い状況ではない

これは そうあるべきではない

人間は ひとつに ならなければならない

人間は もうこれ以上 片寄ったままでいるべきではない

人間は、外交的でも内向的でもなく、流動的に ならなければならない

人間は その両方が共存するような力を もたなければならない

内なるものと外なるものは

もし 均衡がとれたら、最高の 歓喜(エクスタシー)の体験をもたらす

 

〈内〉にも〈外〉にも 傾きすぎない人は、均衡のとれた人だ

彼は 科学者と神秘家の 両方だ

それこそ 起こるべきことだ

それこそ 起こらんとしていることだ

私たちは そのための場を準備している

私は、 東洋的でも西洋的でもない人間を見たい

西洋に反対して東洋であることは 醜いし、東洋に反対して西洋であることも醜いからだ

地球全体が 私たちに属し、私たちも 地球全体に 属している

人間は ただ人間であるべきだ

人間はただ人間的で あるべきだーーー総合的で全体的であるべきだ

その全体性から 新しい種類の健康が生まれる

 

東洋は 苦しんできた

西洋も 苦しんできた

 

東洋は苦しんできた

あなたは それを、いたるところで見ることが できる

貧困、飢餓 ーーー

西洋は 苦しんできた

あなたは それを、西洋人のマインドのなかに 見ることができる

緊張、心労、苦悩 ーーー

西洋は 内的に 非常に貧しく、東洋は 外的に 非常に貧しい

貧しさは よくない

それが内的なもので あろうと 外的なものであろうと、まったく ちがいはない

貧しさは 許されるべきではない

人間は 豊かで あるべきだ、内的にも外的にも 両方とも ーーー

人間は 全次元的な豊かさを もつべきだ

ちょっと想像するがいい

アルバート・アインシュタインとゴータマ・ブッダの 両方である人を

その可能性を 想像するがいい

それは 可能だ

実際のところ

アルバート・アインシュタインは もう少し長く 生きていたら神秘家になっていただろう

彼は 内なるものについて 考えはじめていた

彼は 内なる神秘に 関心をもつようになってきていた

いつまで 外なる神秘に 関心をもち続けることができよう ?

ほんとうに 神秘に 関心が あれば、遅かれ早かれ あなたは内なるものにも 出会う

 

私の概念は、東洋的でも西洋的でもなく

内的でも外的でもなく、外交的でも内向的でもないような世界の概念だ

それは 均衡が とれている

それは 全体だ

 

(01)終わり・・・(02)ヘ 続く