saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第八章 「 第六の質問 」 (04)

(… 幸福であるためには、何か原因を 見つけなければならない理由は まったくない

ただ 幸福でいることだ )

 

樹々は 幸せだ

樹々は夕方に どんなビールも煙草も得ないが、彼らは まったく幸せだ

ごらん !

吹く風は 幸せだ

太陽は 幸せだ

砂浜は 幸せだ

海は 幸せだ

あらゆる ものが 幸せだ

人間を 除いて ーーー

なぜなら、それらは みな 条件を いっさい付けないからだ

ただ 幸せで いるがいい

もしあなたが 幸福であることが できないとしたら

幸福が困難になるような そんな条件は つくらないことだ

そうなったら、ムラは 正しい

ほんの ささいなこと ーーー

私には わかる

彼は あなたが理解している以上に はるかに知性的だ

とても 簡単な工夫 ーーー サイズ 一つ小さい靴を履く ーーー こんなに ささやかな 工夫だ

誰も それを じゃますることはできない

そうして夕方までに あなたは幸せになっている

ほんの 小さな工夫だ

小さな工夫を あみ出しなさい

そして 好きなだけ幸せを 得るがいい

 

しかし、 あなたは言う

「この 大きな家が 自分のものであって はじめて私は 幸せになる」

さて、あなたは 大きな条件を つけている

それは 年数が かかるかもしれない

そして、 あなたは疲れ、力 尽きる

自分の望む宮殿に たどり着くまでには、あなたは 死にかかっているかもしれない

それが 起こっていることだ

あなたは 一生を 浪費し、あなたの 大きな家が あなたの墓になる

あなたは「私は百万ドルを 手に入れないかぎり幸せにはなれない」と言う

そうなったら、あなたは 働いて 一生を浪費しなければならない

ムラ・ナスルディンの方が はるかに賢い

小さな条件を 設定して、好きなだけの幸せを 得ることだ

 

もし あなたが理解したら、そのときには いっさい どんな条件も設定する必要は ない

ただ この要点を 見なさい

条件は 幸福を創り出さず、 ただ 安堵を 与えるだけ だ、ということを

しかし、その安堵は 永久ではありえない

どんな安堵も けっして永久不変では ありえない

それは わずかのあいだしか 続かない

 

 

(04)終わり・・・(05)へ 続く