saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第六章 生のアート The art of living (最初の質問)(01)

最初の質問 愛する和尚、 あなたは 今日の講話で、ハシディズムの美点を賞賛しました。 でも、それほどに賞賛すべき、それほどに友愛 溢れるものでありながら、なぜ彼らは、宗教的活動、とりわけ宗教的な 歓喜の踊りから 女性を排除するのでしょうか。 プラ…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(12)

最後の話だ。ラビの グロスマンと オ・マレー神父が 晩餐会で席を並べた。 「ハムは どうですか」と 神父が勧めた。 「あいにくですが」と ラビは答えた。「さあ、食べて。 本当においしいですから」と 神父が促した。 「どうも。 しかし、宗教上の理由で そ…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(11)

それ以来、ラビのバエルは、人生の正しい行いについて語るとき いつもこう言い足した 「オレシーニャの老人は言った 『努力して得られぬものを、得ることはできない』と 」 これは本当だ。 外の世界では あまり正しくないかもしれないが、内奥の世界では 絶…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(10)

さあ、物語だ。 ラビのヴィサカール・バエルが オレシーニャ村の老いた農夫に出会った 農夫は若い頃のバエルを知っていた バエルが出世したことも知らずに 農夫は呼びかけた、「バエル、どうしているんだね」 「あなたの方はどうですか」と ラビが尋ねた 農夫…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(09)

それから ある日、その人の息子が 私のところにやって来て、「父がひどい病気になりました。 どうも心臓発作のようです。 父はあなたのことを思い出しています」と言った。 それで私は、父親のところへ駆けつけた。 彼は ベッドに横たわりながら、「ラム、ラム…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(08)

ある ハシディズムの ラビの話を聞いたことがある。彼は、「生は 川のようなものだ」と 言った。 一人の弟子が、「なぜですか」と 尋ねた。 ラビは、「わかるはずがなかろう。 哲学者でもあるまいし」と 言った。別の日にも、「生は 川のようなものだ」と 言った…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(07)

ひとたび ゴールを知れば、あなたは 自分の 実存の主人となる。私が何を言おうとも、あなたは それを体験しなければならない。 私が 語り、それを 聞き、頭で理解するだけでは 大して役に立たない。 ムラ・ナスルディンは、三つの理由から カウボーイが勧め…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(06)

これが唯一の違いだ。 普通の幸福と 宗教的な人のそれとの 唯一の違いは、宗教的な人は いつでもどこでも、己の実存の中に入っていけるということ、これだけだ。今や、直通の道を知った。 ゆえに、外部のものを 縁 (よすが)とはしない。 あなたは 外部のもの…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(05)

身体の言語、身振りの言語 ーー 言葉の裏にある言葉を 聴きなさい。 その意味を 聴き取りなさい。まず、他人の 身体の言語に対して 注意深くなること。 あなたに近づいて来る人を、すべて 意識の実験材料にする、そうすれば、やがて自分も 観察できるように…

The Art of Dying 第五章 「所有と実存」(04)

あなたのギアを、所有の言語から実存の言語へと 変えなければならない。 ちょっとした話を 二つ 三つ。日本の高官が、自分の娘に 面と向かってこう言った、「お前が、外人とデートするって 聞いている。 そのうえ、アメリカの軍人で、おまけにユダヤ人だって…