saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第14章「事実との直面」最初の質問 (13)


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最初の質問 (13/終回)

( 一度、自己の 真の中心を 知ったら、あなたは もう同じあなたではない。

古い人間は 死に、新しい人間が 生まれる。

それは 新生だ ! )

 

子供が 生まれるのは、ただ肉体だけのことだ。

その後、子供は 社会によって エゴを与えられる。

そして あなたは、エゴと肉体と ともに生き続ける −−− 自己を持たずに。

このエゴを 消し去らない限り、自己は 見い出せず、あなたの 生は 無駄になる。

 

肉体は 親から与えられた ものであり

エゴは 社会から与えられた ものだ。

 

それでは、あなた という者は 一体 誰なのか ? 

 

肉体は あなたの 親のものであり、親から 引き継がれたものであり、長い流れの中にある。

そして、エゴは 社会のものだとすると、あなたは 一体 誰なのか ? 

 

グルジェフは「あなたというものはない」と よく言っていた。

あなたは ただの 構築物だ。

あなたは 統一された存在ではない −−− 親や社会からではなく、外側からでは まったくなく、常に 自分が そうであったもの −−− 生まれる以前に あり、死んでから後に あり、そうなるであろうもの、そうあり続けていたものだ。

 

あなたであるもの を 見つけ出さない限り 

あなたは 外周で 生き続ける。

 

そして、この 外面的な存在が サンサーラ −−− 世界、「これ」と 呼ばれ、この統一された存在が 涅槃(ニルヴァーナ) −−− “それ” と 呼ばれるものだ。

 

 

(13/終回)終わり