saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第14章「事実との直面」最初の質問 (12)


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(12)

 マインドは 絶えず 緊張と苦悩の中にあり、幸せを切望する思いの中に あるだろうが、体験が ない。

そして 全てが おののき震え、恐怖で彩られている。

あなた方の宗教は まったくの恐怖だ。

あなた方の 信仰、あなた方の哲学は、ただただ 恐怖だ −−− ただ恐怖を隠し、恐怖から逃げ、あなた方自身を 欺くために存在している。

 

もしあなたが 真の中心の中に あるなら、静寂は あなたの本性になる −−− どんな状況にも依存しない。

あなたが 静かなのは、周りの状況のせいではない。

どんな状況に あろうと、あなたは 静かでいるだろう。

あなたは それ以外では いられない。

何ものも あなたを かき乱せない。

かき乱すものは あっても、あなたは その影響を受けず、干渉されずに そのままだろう。

あなたの中心を 貫くものは何もない。

それは 不可能だ。

 

静寂は、状況に依存しない。

それは、あの日は 良かったから とか、成功したから とか、 友達に取り囲まれていたから、といったことではない −−− そうではない。

 

それは 状況的なものではない、静寂は そこにある。

どんな状況におかれても、静寂と幸せは そこにある −−− 

未来の中に ではなく、今ここに。

 

そして、その幸せは ハプニングではない。

それは 一つの状況だ。

それは、今日あなたは幸せだ というのではない −−− あなたは幸せであるより ほかにない。

あなたは「幸せ」になる。

そして 恐怖は 消え失せる。

恐怖が 消え失せるとともに、我々が 恐怖の周りに作り出した世界 全体が消え失せる。

あなたは 恐怖のない世界に 入った。

そこに恐怖がないとき、 はじめて自由が可能となる。

 

恐怖と自由は、ともに存在できない。

我々が自分たちに あらゆる束縛を 作り出してきたのは 恐怖ゆえだ。

我々が 束縛状態にあるのは 恐怖のせいだ。

だから、これら三つを 覚えておくこと。

 

一度、自己の 真の中心を 知ったら、あなたは もう同じあなたではない。

古い人間は 死に、新しい人間が 生まれる。

それは 新生だ ! 

 

 

 

(12)終わり(13)へ 続く