saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第14章「事実との直面」最初の質問 (01)


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(01)

最初の質問・・・・・・

 OSHO、あなたは昨夜、あらゆる所に “それ” を、超越的真理を悟るには、人は まず最初に自分自身の実存の中心をはっきり知るべきだとおっしゃいました。

そして、そのためには統一が必要になるとも。

その統一とは、グルジェフが結晶化と言っていたのと同じなのでしょうか ? 

 また、その統一ということ、あるいは結晶化ということと、自身のエゴを助長することの違いを、どうか教えてください。 また、その統一、結晶化がどのように超越的真理、“それ” に導いていくのかを、教えていただきたいのですが ? 

 

 

 人は、自我(エゴ)と 共にではなく 自己(セルフ)と ともに誕生する。

エゴは 社会的な構造物であり、後から成長したものだ。

エゴは、関係性なくして 存在できない。

あなたは 存在できる。 自己は 存在できる。

だが、エゴは それ自体では存在できない。

エゴは、他者と関係を持つことで 生まれる、二次的な ものだ。

だから エゴは、「我と汝」という関係のあいだに存在する。

それは ひとつの関係だ。

 

子供は エゴと ともにではなく、自己と ともに生まれる。

そして、子供は エゴを 発達させていく。

彼が もっともっと社会的になり、多くの関係を持つとき、彼のエゴは 成長していく。

そのエゴは ほんの表層部分に あるだけで 

あなたは その部分で 他人と関わっている −−− あなたの 実存の ちょうど境界の所で。

 

エゴは あなたの 実存の表層部分に 存在し  自己は 中心に存在する。

子供は 自己とともに 生まれているが そのことに 気づかない。

彼は 自己として存在する。

が、彼は 自己を 意識していない。

 

子供にとっての 最初の気づきは、エゴから やって来る。

彼は 自己ではなく、「私」というものに 気づく。

 

 

(01)終わり(02)へ 続く