『人間は神に何を捧げられるか ?』(16)
( そして それは、あなた次第だ ! )
存在を ただの おののきと恐怖にするか、ただの 苦悩と 死に するか、ただの 長い苦しみにするか。
あるいは、至福、瞬間瞬間 より大きく大きく開かれていく喜びに満ちたものにするかは、あなた次第だ。
だからそれは、神がいる、いないの問題ではない。
それは、あなたが もう一つの存在に 移行され 変容されたいか、そうではないか という問題だ。
それは いつも、あなたが決めることだ。
たとえ全世界が 神は存在する と言っても
私は 神を否定する。
私は 神の存在を 否定できる。
そういう考えを 私に 押しつけることはできない。
だから、それは捧げものだ。
それは捧げものだ !
あなたは 捧げられる。 捧げずにいることも できる。
あなた は すでに 捧げられている。
だから それは問題ではない。
だが、あなたの マインドは 捧げられていない。
あなたは “それ” の内に 生きているのに
苦しんでいる。 それは 不可解だ。
あなたは “それ” の 内に生きているのに、苦しんでいる。
なぜ ?
それは、あなたの マインド が
“それ” の 内に いないからだ。
本当は、 あなた ではなく
あなたの マインド が 苦しんでいる。
あなた は 一度も 苦しんだことがない。
あなた に 苦しむことは できない。
あなた は 一度も 死んだことがない。
あなたには 死ねない。
が、あなたの マインド は 苦しみ、あなたの マインド は 死に、あなたの マインド は 生まれる。
それは、死に、苦しみ、苦悩し続ける。
そのマインドは、一種の「成長し過ぎ」状態だ。
だから、そのマインドを “それ” に 捧げなさい。
そうすれば、あなたは 自分が いつもいた地点に
やって来るだろう。
そうして、自己の本性を 悟ることに なる。
(16)終わり(17)ヘ 続く