saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「究極の錬金術」翻訳 : スワミ.ボーディ.イシュワラ

「相反するものが互いに補い合う」 (06)

(…今や 川は敵ではない、むしろ友達だ。

川は あなたに、上昇し、ともに遊ぶ機会を与えてくれたのだから )

今や、闘いは まったく闘いではない。

それは 一つのゲームだ。 一つの 遊びだ。

川は あなたの敵ではない。 それは 一つの状況だ。

生とは、一つの 状況だ。 それは敵ではない。

本能とは、一つの 状況だ。

それは敵ではない −−− それは 一つの 機会だ。

だから、あなたの 内なるエネルギーが上昇するように  訓練しなさい。

あなたは 本当は、下流へと流れて行く川とは関係ない。

それとは違う 上流へと流れるエネルギーの 川に、関係がある。

あなたのマインドは 根本的には 上昇していける 内なるエネルギーに 関わっている。

川に 感謝を感じなさい −−− 川は あなたに基盤を与え、一つの機会を与えてくれるからだ。

それはあなたを 手助けする。 それは協力してくれる。

あなたは その流れを通して 初めて、自分自身を推し計ることが できる。

川が 下流へと 流れて行くからこそ、あなたは 自分自身を吟味することができる。

川が下流へと流れて行く時でさえ、上流へ行ける という感覚は、今までと まったく違う自信を 与えてくれる −−− あなたは 遡って行くことができる。

その状態になると、たとえリラックスし、川と ともに流れているとしても、遡って行けるのだ と 充分知っている。

そうなれば、川と ともに 流れを下って行くことでさえ  もはや 敗北ではない。

 

あなたは 何かを 知った −−− 何か 本能とは 違うものを。

もし 一瞬でも、本能とは異なるものを 垣間見れば  自分の潜在力を 知ったことになる。

あなたは それを達成できるかもしれないし  できないかもしれない。

しかし 今や もう、ただ下降する流れの 一部ではない −−− 遡って行くことができる。

それは あなた次第だ。

下降する流れが 決定要因ではなく、あなたが決定要因だ。

今や、敵意は どこにも 存在しない ! 

たとえ川が 下って行っても、それで OKだ。

それに ついて行く必要はない。

恐怖の中に いる必要はない。

あなたは 遡って行ける。

究極的には、タントラが きわめて深く分け入った、もう一つの可能性がある。

 

 

(06)終わり(07)へ 続く