saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第3章「覚醒の炎」by OSHO (13)


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(13)

 

 ブッダは、意識しながら呼吸と ともに動きなさい、そうすれば、意識の中心を作り出せる、と言った。

そして 一度 中心を作り出せば、意識は あなたの息と ともに あなたの血液に、細胞そのものにまで入り始める・・・全ての細胞が 酸素を必要とするからだ。

いわば、全ての細胞が呼吸しているからだ・・・すべての細胞が ! 

 

今や 科学者たちは、地球でさえ、呼吸しているかのようだと言っている。

アインシュタインの、膨張する宇宙という概念のせいで、今や、理論物理学者たちは、全宇宙が 呼吸しているかのようだと言っている。

息を 吸い込む時、あなたの肺は 膨らむ。

息を 吐けば、あなたの肺は 収縮する。

今や、理論物理学者たちは、全宇宙が 呼吸しているかのようだと言っている。

全宇宙が 息を吸い込むと、全宇宙が 膨張する。

全宇宙が 息を吐くと、全宇宙が収縮する。

 

古いヒンドゥー教の 神話的教典では、宇宙の創造は プラーナの 一息、入ってくる息であり、 破壊、プララヤ、・・・この世の終わりが、出ていく息だ と言われている。

一息、 一つの創造。

 

それと同じことが、とてもミニチュア的な あり方、とても原子レベルの あり方で、あなたの内側で 起こっている。

あなたの意識が 息と まさにひとつになる時、呼吸は細胞そのものにまで、あなたの意識を 運んでいく。

その時、 意識の光が 細胞を貫き、あなたの身体 全体が 仏身になる。

 

本当は、あなたは 物質的な身体など まったく持っていない。

あなたは 意識の身体を 持っている。

それが この経文「意識の太陽の内に落ちつくこと・・・」の 意味するところだ。

それが 唯一の明かりだ。

 

ちょうど、我々が ブッダの方法を学んでいるのと同じように、別の方法、もう一つの方法を 理解するのも良いことだ。

 

 

(13)終わり(14)へ 続く