saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第六章 「ボーディサットヴァフッド」(最初の質問) (01)

最初の質問

「ボーディサットヴァについての この話は何ごとですか ?
私はそのひと言だって信じません。 そのようなものは いっさいありません」。



そう、ソメンドラ、それは まったくナンセンスだ

しかしあなたは ナンセンス nonsense という言葉を 理解しなければならない

それはセンス(意味、感覚)を 超えている
あなたはそれを 信じる必要はない
あなたは それを 信じることはできない

あなたは ただ それを 体験することしかできない


それは ノン − センス non-sense な体験だ

しかし、それは真実だ、まったく 真実だ
それは 起こる
それが 起こるまでは、それを 信じるすべは ない
そして その必要も ない

仏陀は どんな種類の信念にも 賛成しない

彼が言うことは 何であれ、それは体験だ
それは 実在的だ
それは マインドを超えた 何かだ


ふつう私たちは、ナンセンスという言葉を マインド以下のもの という意味に使う
だが マインドを超えた 何かも あるーーーそれもまた ナンセンスだ

マインドは それからどんな意味も 創り出すことができない

マインドが消えないかぎり、あなたは このボーディの存在が 何であるか わからない

それは も の ではない、たしかにーーー

それは 体験する ことだ


あなたは欲望を 知っている
あなたは情熱を 知っている
あなたは 性を 知っている
あなたは 愛を 知っている

まだ性欲が 形成されていない子供に それを説明するがいい
そうすれば その子は それはまったくナンセンスだ と言う

四歳の子に ちょっと それを説明してみなさい
ーーーあなたが 恋に落ちた ということをーーー

そうすると その子は あなたを不審な目で見つめる
「いったい何のこと ? その恋とか いうものは 何なの ?」


あなたの ロマンスのすべて
あなたの 詩情のすべて
あなたの 胸(ハート)の中で 打ち震えているもの すべてを、子供に 伝えることは できない



(01)終わり・・・(02)ヘ 続く