ボーディサットヴァは「鏡」になる地点まで来ている
慈悲心という 新しい 心 (マインド)、新しい 道筋、チットパッドを生み出したら
彼は もうしばらく 此岸にとどまる
なぜなら彼は もうこの世界には 属していないからだ
世界は もはや 彼のなかには ない
にもかかわらず、それが起こる、その奇蹟が 起こる
ブッダである存在が、たとえ数日、数年でも ここにいるということは 奇蹟だ
最大の 奇蹟だ
ある時、ある人が 仏陀のところへ やって来て
「奇蹟を少し 見せていただけませんか」と 言ったという
すると、 仏陀は こう答えた
「 私が、その奇蹟だ 」
第五章「〈光明〉の 味 」 終わり・・・第六章「ボーディサットヴァフッド」(質疑応答) ヘ 続く