saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「十三日めの朝⚪神があなたを探している」07

07

( 〈現実〉は どんな解釈も 必要としない。

真理は   そ  れ  に  つ  い  て  考  え  る  ことなど必要としない。

思考を通して 真理に到達した人など 今までない )

 

それゆえに、哲学全体は 偽りだと 言われるのだ。

それは 当然ながら偽りとなる。

どんな哲学も 真実ではありえない ! 

それに また哲学は 闘いつづける。

哲学者たちは、自  分  の  哲  学  こそ 真実であることを立証しようとして 葛藤をつづける。

が、どんな哲学も 真実ではない。

真理は 哲学など必要としない。

哲学とは、“ について考える ” こと、“ について理論づける ” ことだ。

哲学とは   事  実  を  解  釈  す  る  という意味だ。

  宗教では 言う。

“ 存在する  そ  の  そ  れ ” を 起こらしめよ、 と。

あなたに できることは と言えば……

どうか かき乱さないようにしてほしい ! 

ただ  そ  の  そ  れ  を 起こらしめなさい。

 

  敏感に受動的で ありつづけること。

 

そのときには 私の許まで やって来る必要はない。

私のほうが あなたがたの許へ 出かけて行く。

幾たびか、私は すでにあなたがたの許に達している。

あなたがたが沈黙して 静かになっているときには いつでもだ。

だから これは たんなる理論ではない。

あなたがたの多くは これを経験として知ってさえいる。

が、あなたがたは これをもまた 解釈するのだ。

或る人たちは 私に こんなことを言う。

今朝、瞑想しているとき 突然私は あなたを感じました。

ですが、これは自分の思考を 投映したのにすぎない と 思ったんです。

あるいは こうも言う。

昨夜、突如として 私は何かの臨在(プレゼンス)を 感じました……

私は 敏感になっていました。

ですが そのうち私は、誰かが脇を 通り過ぎたのにちがいない、それとも風が吹き入って紙が舞ったのかもしれない、それとも 猫が通っただけのことか、と 考えたんです。

  だから

私が言っていることは どんなことであれ

あなたがたの多くが すでに感じ取っていることだ。

だからこそ私は これについて語る。

さもなければ 私は こういうことに言及しはしない。

 

  解釈しないでいなさい。

何か 臨在(プレゼンス)を 感じたら

ただ それが起こるのを 受け容れるがいい。

あなたが それを 起こらしめさえしたら

それは もっともっと実体化するようになる。

私が その場に在る、今ここに在ると同じ現実感をもって

その場に在ることも 可能になる。

いや ときには 今より強い現実感を 伴うこともある。

なぜなら それは あなた次第のことだからだ。

どれほどの現実感(リアリティ)を あなたが起こらしめるかによるのだ。

そこで あなたの問いは 答えられるだろう。

 

  もっともっと瞑想的でありなさい。

そうすれば 私に もっと近づくようになる。

ひとたび あなたが全面的(トータル)に 瞑想的になったら

  あ  な  た  は  私  に  な  る ーー ! 

そのときには ちがいは いっさい無い。

 

  もう 一つ……

瞑想すればするほど、問うべきことは 少なくなる。

質問が 落ちていく ! 

というのも

質問とは 非瞑想的な精神(マインド)状態に 属するものだからだ。

質問は 非瞑想的な状態では 次から次へと浮かんでくる。

一つの質問が答えを得たら、そこから 次の十の質問が出てくる。

頭(マインド)というのは 偉大なる  質  問  製  造  パ  ワ  ー  だ 。

それは質問を 生みだしつづける。

解答を与えれば、頭は それに跳びついて 引き裂き

そこから別に 十の質問をつくりだす。

あなたが瞑想的であるときには

問いは より少なくより少なくなっていく。

  さて こう言うと あなたがたには逆説的に 聞こえるかもしれないが、真実のことだから 私は言わねばならない。

それは

質問が あるときには 答は一つも無く

質問が まったくなくなると、 そこに 答がある、ということだ。

答は

あなたが問うことをやめたときに はじめてやって来る。

この  不問は、瞑想を通じて あなたに起こること。

  次に

質問と同じ数だけ 答があると 考えてはならない。

いいや、 答は  ただ一つだけ ーー ! 

質問は 百万と あるだろう、が、 答は一つ。

病いは 百万と あるだろう、が、 薬は一つ。

一つだけ ーー ! 

それで すべては解決する。

 

しかし その  一  つ  は あなたがたに起こりえない。

なぜなら

あなたがたは それが 起こることを ゆるさないからだ。

あなたは 怖がって

どんなことでも 起こることを ゆるさない。

これは 学んでもらわなければ ならないことだ。

これは、私が あなたがたに求める 唯一の規律だ。

恐怖を 失くすこと、怖れを落とすこと。

そして ものごとを起こらしめること ーー 

 

 

「07」おわり…「08」へ つづく

 

 

 

『マイ ウエイ』⚪流れ行く白雲の道

バグワン・シュリ・ラジニーシ

🔘質疑応答集

話者   バグワン・シュリ・ラジニーシ

翻訳   マ・アナンド・ナルタン

発行者   スワミ・アナンド・シャンタン

発行   RPJ

発売   株式会社 めるくまーる社