saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「十四日めの朝」どちらも必要……09

09

  もしあなたが 父親なら

この二人の子供は 二人ともただの子供だ

未知の世界からやって来た 見知らぬ人たち

成長し 成熟しながら未知の世界に入っていく人たちだ。

そして

その愛のゆえに あなたは子供たちに与える。

あなたは自分の生を、経験を 分かち合う、が

あなたは けっして強制はしない。

強制しなかったら、そのときには いったい

誰が従順で 誰が不従順ということになるね ?

強制しなかったら

誰が善くて 誰が悪いと どう決められるかね ? 

 

  さて ここで最後の要点に 言及しよう。

あなたが 押しつけるのでなかったら

いかにして 一人が従順で もう一人は 不従順ということになるね ? 

その現象全体が 消え去ってしまう。

そうなったら あなたは他者を

ーー それが 子供であろうが 妻、 夫、 友人であろうが ーー 

その在るがままに、その事実のままに 受け容れる。

“ こうせねばならぬ ” も “ こうあるべき ” もなしに

善いも 悪いも なしに

〈生〉は この 今の瞬間、楽園と なる ーー 

 

  私たちは拒否する。

たとえ 誰かを受け容れたとしても

部分的にしか 受け容れない。

 

私たちは こんな言い方をする。

あなたは いい眼をしているけれど

ほかのところは 全部 汚いね……

これが 受容かね ? 

私たちは こう言う。

あなたの この行為は善いけれど ほかは全部だめだ

とても受け容れられない

わたしは 善いものしか 受け容れることはできない。

つまり、わたしは わたしに適(かな)った ものだけを受け容れるという意味だ……

 

  あなたがたは、自分たちが いかにたがいに破壊し合っているか 知ってはいまい。

 

親が 子供に こう言うとき

おまえの この部分しか受け容れない、ほかは だめだ……

妻が 夫に こう言うとき

わたしは あなたの中の これしか受け容れられない……

こう言い合うとき

あなたがたは いったい何をやっているのかね ? 

あなたがたは 相手の内部を また分割しているのだ。

 

 

「09」 おわり…「10」へ つづく

 

 

 

『マイ ウエイ』⚪流れ行く白雲の道

バグワン・シュリ・ラジニーシ

🔘質疑応答集

話者   バグワン・シュリ・ラジニーシ

翻訳   マ・アナンド・ナルタン

発行者   スワミ・アナンド・シャンタン

発行   RPJ

発売   株式会社 めるくまーる社