saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第3章「覚醒の炎」by OSHO (03)


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(03)

( 第一には、あなたの意識は 本当に わずかな部分であり、何かを始める時に 機能するだけなのだ と 気づくこと。)

 

その無覚醒以上に 覚醒し、その無意識以上に 意識的でなければ、あなたの バランスは変わらない。

何が 邪魔しているのか ? 

何故こういう状態になるのか ?

どうして こういうことになるのか ? 

意識と無意識の 間の、この葛藤は何故なのか ? 

それを よく考えることだ。

それは 自然だ。 何であれ、存在することは 自然だ。

人間は 何百万年を通して 進化してきた。

その進化が あなた方を、あなた方の身体を、あなた方の メカニズムを 作り出した。

 

その進化は 長い闘いだった・・・何百万も何百万もの 挫折と成功。

あなた方の身体は、多くを学んできた。

身体は 絶えず、様々なことを 学び続けてきた。

身体は 多くのことを知っている。

そして、身体の知識は 固定したものになり、身体は 身体独自の振舞い方で、決まったことを 反復し続ける。

状況が変わっても、身体は 同じままだ。

 

たとえば、あなたが 怒りを感じる時は、原始人と同じように 怒りを感じる。

あなたは 動物と同じように、怒りを感じる。

あなたは 子供と同じように、怒りを感じる。

それが メカニズムだ。

怒りを感じる時、あなたの身体には ある決まったルート、決まった方式、お決まりの仕事がある。

あなたのマインドが「怒り」と言った瞬間、血液中に化学物質を解き放ち始める腺により、 アドレナリンが 血液中に放出される。

 

それは必要不可欠だ。

怒りの中で 相手を撲たねばならないだろうし、相手からも攻撃を受けるかもしれない。

あなたは普段よりも 多くの血液循環を必要とする。

その化学物質は、体内で、より多くの血液循環を助ける。

相手と 戦う必要があるかもしれない。

あるいは その状況から逃げ出すかもしれない。

双方ともに、化学物質が役立つ。

だから ある動物が怒ると、その動物の身体は 戦う用意をするか、あるいは 逃げ出す用意をする。

それら二つが 選択肢だ。

もしある動物が、自分の方が相手より強いと思えば 戦うだろうし、相手より弱いと思えば 逃げ出すだろう。

身体のメカニズムは スムーズに機能する。

 

だが 人間の場合、状況は まったく異なる。

怒りを感じても、怒りを表現さえしないかもしれない。

動物には 不可能なことだ。

それは 状況次第だ。

 

 

(03)終わり(04)へ 続く