saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第18章「意識の光」質疑応答 (24)

(24)

( もしあなたが 意志の人なら 

明け渡しの道を 選ぶかもしれない。

自分とは 別のもの、反対のものは、より魅力的だからだ。

そういうことは、いろんなあり方で 起こる )

 

マハヴィーラは 意志の人だ。

が、彼の弟子たち、本当の弟子たちは 明け渡しタイプの人だった。

マハヴィーラは 反対のタイプの人間を 引きつけたからだ。

彼は 意志の人だったが 明け渡しタイプの人を 引きつけた。

だから、もし弟子たちが 自分で道を決めるとしたら 彼らは マハヴィーラの道に 従い始めることになる。

それは 間違いだ。

マハヴィーラは 意志の人であり 

彼の道は 意志の道だからだ。

そこで もし弟子たちが、ただマハヴィーラに従って行ったら、彼らは道を 踏み違えてしまう。

そして 最後には、挫折することになる。

 

もし彼らが 自分たちの進むべき道の選択を マハヴィーラにゆだねるなら、マハヴィーラは常に、 明け渡しの道を 彼らに薦めただろう −−− それが 問題だ。

だから 師が 死んで、長い時間が経つと、そのことが弟子たちにとって、深い混乱の原因に なってしまう −−− もはや、 師が それを決められないからだ。

 

あなたは 自分で決める必要がある。

 

そこで、ある者が ブッダに惹かれて ブッダがしたように ブッダの道に従い始める。

それは道を誤ることになる。

もしその人が ブッダに 尋ねることができれば ブッダは その人に 違う道を薦めるだろう。

 

 

 

(24)終わり(25/終回)ヘ 続く