saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第18章「意識の光」質疑応答 (14)


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(14)

(…「砂はとても冷たい」と 言わないように。

それを 言葉に 出した瞬間、 実存的な瞬間を 見逃す。

あなたは その感覚を、 頭の中の ことにする )

 

あなたが 恋人と一緒に 

あるいは愛する人と 一緒にいるとする。

その時、相手の存在を 感じなさい、言葉を 使わずに。

ただ相手の 暖かさを、愛が 流れているのを 感じなさい。

ただ、その場で 起こっている 一体感を感じる。

言葉を 使わずに。

「愛しているよ」と 言わないように。

そんなことをすれば、その雰囲気を 壊してしまう。

マインドが 入ってきた。

「愛しているよ」と 言った瞬間、過去の記憶になる。

そうではなく、ただ 言葉を使わずに 感じなさい。

言葉なしで 感じられたこと、マインドを割り込ませずに 全一に感じられたことは、何であれ、ある種の注意深さを あなたに与える。

 

あなたは 何かを食べている。

その時、注意しながら食べること。

何でも 心に留めながら味わいなさい。

その時、言葉を使わずに味わう。

それ自体が とても素晴らしく、意識に深く触れている。

だから 言葉を使わないこと。

味わう瞬間を 壊さないことだ。

味わう ということを、核心まで感じなさい。

 

水を 飲んでいるとする。

その時、水が 喉を 通り過ぎて行く のを 感じる。

言葉を 使わずに。

ただ、感じる、注意深く ありなさい。

水の動き、 冷たさ、 渇きが引いていく感覚、

その後の 満足感 −−− それらを 感じなさい。

 

あなたが 日差しのなかに 座っている。

その時、太陽の暖かさを感じなさい、 言葉を 使わずに。

 

 

(14)終わり(15)ヘ 続く