saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第18章「意識の光」質疑応答 (13)


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(13)

ブッダは こう言っていた。

「進みなさい、歩みなさい、だが 意識に満ちて。

内側で 自分が歩いている と 認知していなさい」と )

 

それには どんな言葉も 必要ない。

どんな思考も 必要ない。

内側で「私は歩いている」と 言葉にする必要はない。

言葉に出すのは、歩いている と 気づいていないということだ −−− あなたは 自分の思考に 意識がいっている。

すると、歩いていることへの 気づきを失ってしまう。

ただ、体で 気づいていなさい −−− 

精神作用と してではなく。

ただ自分が 歩いているのだ と 感じてさえいればいい。

 

マインドを 割り込ませないで、直接、 自分で 感じられるように、体での 気づき、感覚を 作り出しなさい。

 

風が 吹いている −−− あなたは それを感じている。

言葉を 使わないように。

ただ 感じる、 そして、その感覚を 

心に 留めておきなさい。

 

あなたが 浜辺に寝転がっている。

砂は 冷たい、 とても冷たい。それを 感じなさい ! −−− 言葉に 出すのではない、ただそれを 感じる −−− 

その冷たさを。 その冷たさの中に 深く入って行く。

ただ 感じなさい ! 

それを 意識していなさい。

言葉を 使わずに。

「砂はとても冷たい」と 言わないように。

それを 言葉に 出した瞬間、 実存的な瞬間を 見逃す。

 

あなたは その感覚を、 頭の中の ことにする。

 

 

(13)終わり(14)ヘ 続く