saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第15章「観ること: 全ての技法の基礎」(14)

(14)

(ブッダは「呼吸は 肉体における生命の根本的なものだ。

そして、呼吸に気づいていることは、内なる中心における生命の 根本のことだ」と言った)

 

呼吸し、気づいていること。

もしあなたが 自分の呼吸に 意識的であろうとすれば 考えることはできない。

マインドには 同時に 二つのこと −−− 考えることと 目撃すること −−− は できないからだ。

 

観る という 現象そのものが 絶対的に 完全に、考えることの 正反対だ。

だから、あなたは その両方を 同時にはできない。

ちょうど、生と死の 両方の状態でいられないのと同じだ。

それは、眠ることと 起きていることを 

両方 同時にできないのと 同じだ。

それと同じで、観ることと 考えることを 両方 同時には できない。

 

何かを 観れば、考えること は 止まる。

 

考えること が やって来ると、観ることは 消え去る。

 

観る とは、内側に 行為のない 受け身の気づきだ。

気づき それ自体は 行為ではない。

 

 

(14)終わり(15)へ 続く