saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第11章 : 光、生命、そして愛 (03)


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(…光のスピードで進むものは、光になる )

 

だから、何ひとつ 光の速さに到達するものはないし 

何ひとつとして、光の速さを 越えるものは 存在しない。

光のスピードは

秒速 十八万六千マイル(三十万㌔)だ。

そのスピードで進むものは、光になってしまう。

だから科学者達は「我々は光のスピードで進むことはできない」と 言う。

何でも −−− 我々、飛行機、ロケット −−− 光のスピードで進むものは、光そのものになる。

 

四つ目に、光は 乗り物なしで距離間を 移動する。

ほかの全ては 乗り物と 一緒でないと 移動できない。

ただ、光だけが 乗り物なしで移動できる。

それは 神秘だ。

 

そしてまた、どんな媒体もなく 距離間を移動する。

ほかの全ては、媒体を通して移動しなければならない。

魚は 水の中を移動できる。 人間は空気中を移動できる。

しかし、光は 真空の中を、無の中を移動する。

 

今世紀の始め、物理学者達は、ちょうど何か、エーテルのようなものを想像していた。

彼らは そこに、何か あるに違いないと想像していた。

そうでなければ、どうやって光は 距離間を 移動できる ? 

だから、それが一つの 根本的な疑問だった。

 

そこには何か、光が それを通して移動するような 媒体があるに違いない。

なぜなら、媒体なくしては 何ものも移動できないはずだ、 と考えたからだ。

 

今世紀の始め、物理学者達は、何か Xのようなものが存在するに違いない、という仮説を打ち出した −−− 

彼らは それを エーテルと名付けた −−− 

そのエーテルを通して 光が旅をする と。

 

だが現在、彼らは 発見した。

光が旅をするための媒体は 何も 存在しない と。

宇宙全体が ただの広大なる空間であり

光は 無の中を 旅する。

 

(03)終わり…(04)へ 続く