saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第10章「全一であることの奥義」(08)


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ブッダが 臨終を迎える時

アーナンダはブッダに こう言った。

「いつ戻って来られるのですか ?」と。

するとブッダ

「それは 不可能だ。 二度と戻って来ないだろう」と 言った。

それを聞いて、アーナンダは すすり泣きはじめた。

すると、ブッダは彼に

「どうして 泣いているんだね ?

おまえは四十年間、絶えず私とともにいたのだよ。

それで、もしおまえが 私から何も得ていないとすれば、どうして来世のことを聞くのかね ?」と聞いた。

 

するとアーナンダは

「私は 自分のために聞いているのではありません。

たとえ、私達が 未だ “それ” を 達成していないとしても、あなたは達成されました。

それが私達の確信になるのです。

そのことは充分すぎるほどです。

私達は確信を得ました。

今や、その確信が 失われることはありません。

私は、あなたに会ったことがない ほかの人達のために 聞いているのです。

いつ戻って来られるのですか ?

彼らは、あなたに顕現されている確信の一瞥を得ることで、初めて道を進んで行けるからです。

私は自分のために 聞いているのではありません。

この後 何生も、私は さまようかもしれません。でも、この確信は ゆるぎないものです。

私は あなたに会い、究極的な可能性を見ました。

だから私のためではなく、ほかの人々のためです。

いつ戻って来られるのですか ?

なぜなら、あなたが唯一の確証だからです −−− 私達は あなたを見て、疑いが消えました。私達が あなたを見る −−− あなたと同じようにはなれないかもしれない、それでも、私達は あなたについていきます −−− でもあなたを見ている瞬間、ある意味で、私達は あなたになっています。ですから、いつ戻って来られますか ?」と 言った。

 

捧げる ということは、価値があるだけではない。

それは、待ち焦がれている。

神は 待っている、全体は 待っている。

あなたが やって来て、豊かにしてくれることを。

自分の潜在性を顕現して、我が家に返って来ることを。

種が 種としてでなく

充分に潜在性を 発現してくれることを。

が、中身がいっぱいのマインドは、捧げる価値がない −−− あなたはゴミを捧げている。

 

 (08) 終わり