saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第四章 「〈彼方〉から 」 第六の質問

第六の質問
「今朝、講話(レクチャー)の後で あなたのいた台のそばに坐っていると、まるで私があなたの足元に坐っていて、あなたが さまざまな滝や樹や幸福についての美しい物語を話してくれているかのように感じました。 あなたは微笑んでいて、大いなる喜びに包まれていました。 ところが、あなたが たった数分ほど早く立ち去っただけで、大きな固い棒で強く頭をなぐられたような愕然とした感じになりました。 バグワン、あなたは私たちにいったい何をなさっているのですか。 私たちに美しい物語を話してくれているのですか、私たちの頭を打っているのですか、それともいったい何なのでしょう ? 」



サマタ、 それらの 美しい物語は 打つための準備にすぎない
私は その両方を やっている

まず はじめに、私はあなた方に いろいろな物語を 話して聞かせなければならない
いろいろな 樹、山、雲の美しい物語、彼岸についての美しい物語
ブッダフッド、ボーディサットヴァフッドについての 美しい物語などをねーーー

そして、いまや あなた方は その物語のなかに没頭している
私が打っても あなた方は怒らないだろう、と 見てとったとき、私は 打つ

先の いろいろな物語は ただ地ならしをするだけだ
本来の仕事は あなたをハンマーで 打つことだ
私は あなたを破壊しなければならない


当然その仕事は、まずはじめに 説得しておかなければならない種類の ものだ
私は まずはじめに あなた方を誘惑して だんだん私に近づかせなければならない
そうしたときだけ ハンマーを 頭上に打ちおろせるからだ
そうしなければ あなた方は逃げる

それらの物語は あなた方が逃げるのを 許さず、あなた方を 私の近くにいさせる
それらの 美しい物語は 私とあなたを結びつける 接着剤のような はたらきをする

そうして、しかるべき時が来た と 見てとったとき、私は打つ

打つときには、私は 情熱的に 打つ




第六の質問 終わり・・・第七の質問へ 続く