saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第四章「自由への恐れ」(13)


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(13)

 

 子供の頃、あなたは親を 愛していた。

それは当然だ・・・

それは ただの取引だ。

他に どうしようもない。

親は あなたの 全ての面倒を見る。

それであなたは 親を愛し、親を 敬う。

だが 親が年を取り、あなたのために 何もできなくなっても、まだ 親を敬い 愛するなら、それは 一つの成長だ。

いつであれ、自然の本能のを 越える時、あなたは 成長する。

その時、あなたは自らの意志で物事を決めた。

そうすることで あなたの実存が 成長し、

あなたは 一つの本質を得るだろう。

 

インドの古い文化は、あらゆることが 成長になるように、あらゆるやり方で 人間に働きかけた。

 

小さな子供が 親を敬うのは当然だ。

が、親が年を取り、体が弱り、子供のために 何もできなくなり、ただただ子供の重荷に なっても敬うことができれば、それは 当然のことではない ! 

動物には 無理だ。

そうできるなら、自然の決まりが 崩れたということだ。

それができるのは、人間だけだ。

 

そして、それができたら、あなたは 成長する。

それは 意志的なものだ。

自らの意志で なされたものは、どんな行為であれ、単純であれ 複雑であれ、あなたを 成長させる。

 

 

(13)終わり(14)へ 続く