saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第12章「あなたのせいだ」最初の質問−(04)

「04」

( 彼は 推測不可能な人 ということだ。

好きな色の 順番が変わるのは マインドが 絶えず変化している 証だ )

最近では、LSDマリファナ、ほかのドラッグなどで、多くのものが マインドの中から沸き上がって来ている。

オルダス・ハクスレーは、彼のLSD体験について、「まるで天国に入ったようだ」と語った。

あらゆるものが 美しく、ユートピアさながらに 色彩豊かで 詩的だ、と。

LSDに関しては 何も悪いことはない、悪夢のようなものは 何もなかった −−− 死への恐怖など 何もなかった、と。

全てが 生き生きとし、余りあるほどに 

生き生きとして、豊かだった と。

が、ゼフナーが LSDを体験すると 彼は 地獄に落ちた。

同じ LSDを摂取して、彼は 地獄へ落ちた。

それは 長い悪夢だった と −−− 身の毛もよだつほどの。

 

が、両者とも、自分の体験を 誤って認識している。

 

オルダス・ハクスレーは、「天国のような感覚を体験する」というのが LSDの持っている 特質だ。

LSDの せいで その天国的な 感覚が生まれた と考えた。

 

一方、ゼフナーは、ハクスレーとは まったく正反対に 解釈した。

そして彼は「それはまったくの 悪夢だった。 ぞっとするようなものだった。

人は LSDなんか 摂取すべきじゃない。 それは 狂気を生み出す」と 語った。

 

が、彼らの解釈は 同じ線上にある。

彼も また、そういう体験を生じさせたのは 

LSDの せいだと考えていた −−− 実際は 違う。

 

LSDは ただの触媒として 働いたにすぎない。

LSDには 天国も、地獄も 作り出せない。

LSDは ただ、あなたを 開くことができるにすぎない。

LSDを 摂取すると、あなたの内に あるものが 

何でも 投影される。

 

 

 

「04」終わり「05」へ 続く