saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第12章「あなたのせいだ」最初の質問−(03)


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「03」

 

(…もうひとつ 注意すべきこと。

それは、七色というのは 純粋な色だが、混色も できる。

三つの色を 混ぜることもできる )

すると 新しい色ができる。

 

あなたは初めに、純粋な色を 一度も体験したことがないかもしれない。

あなたは 三つの色を見るかもしれない。

そして それらのコンビネーション、あるいは 二色、 四色。

すると再び、それは あなたのマインドによる。

もし ひどく混乱したマインドを 持っていれば 

あなたの混乱は 色の中に 表される。

 

現代、西洋では、心理学の カラーテストが開発されている。

それは とても意味があると 証明されている。

ただ、いろいろな色を 与え、一番好きな色を 選ばせる。

そして 二番目、三番目、四番目 と。

それだけのことで、その被験者の マインドに関する ほとんどが判定でき、多くのことが示される。

 

もしあなたが 誠実で正直な人間なら、特定の色を 選べば、マインドに関する多くを 指し示すことになる。

内側の原因なくして、好きな色を 選ぶことは あり得ないからだ。

 

もしあなたが 最初に 黄色を選ぶとすれば 

その論理からすると、最後に 赤を選ぶことになる。

色を選ぶには、それなりの論理がある。

もし 死が あなたの最初の選択なら、生が 選択の最後になる。

あなたは 赤を最後にするだろう。

 

そして 赤を最初に 選んだら、自動的に 黄色を最後に 選ぶ。

色を 体験する順序は また、マインドの構造をも 示す。

 

しかし、一回、二回、三回と、色のついたカードが 与えられると、不思議なことに、最初に あなたは 黄色を 一番好きな色として選ぶ。

そして二回目に 同じカードを与えられても、一番好きな色として 黄色を選ばないことがある。

そして三回目には 別の色を 選ぶ。

そうすると、全ての順序が 変わってしまう。

 

カードが七回、与えられるとする。

そして、もし ある人が 七回続けて 一番好きな色として 黄色を選び続けるのなら、その人は ひどく固定したマインド、ごく固定したマインド、凝固したマインドを持っている ということだ。

 

その人のマインドは、絶えず恐怖の中に根差している。

彼は 数多くの恐怖症の中に、生きているに 違いない。

彼が遭遇する物事は、全て 恐怖のように映るからだ。

が、もしもう七回 カードが与えられれば、彼の好みは変わるだろう −−− 一回目は 青、次には緑、次は 別の色と。

そうすると、順序が 二重になる。

一つのシリーズで 一つの順序、二つ目のシリーズで もう一つの順序、これは 多くのことを示している。

 

二番目のシリーズで、もし最初に 一番好きな 色として選んだ ものを 一度として選ばないのなら、彼が非常に 移ろいやすいマインドを 持っていて、彼については 何も はっきりしたことは 言えない、ということだ。

彼は 推測不可能な人 ということだ。

好きな色の 順番が変わるのは マインドが 絶えず変化している 証だ。

 

 

「03」終わり「04」へ 続く