「02」
(…新しい状況での マインドの最初の反応は 恐れだろう。
何か奇妙なことが ある時はいつも、マインドの 最初の反応は 恐怖で一杯になる ということだ )
もし あなたの内なる旅で 最初に見る色が 赤なら
あなたは生への愛に、より根差しているということだ。
すると、あなたの反応は 違ってくる。
あなたは より生き生きと 感じるだろう。
そして、あなたの反応は
より生を 肯定するものであるだろう。
最初に 黄色を見る人は
あらゆる物事を 常に 死と結びつけて受け取る。
たとえ誰かが たった今 死につつあるとしても、彼は その人がどこか他の所に生まれ変わるに違いない、と 考え始める。
死においても、彼は 生まれ変わると 受け取るだろう。
だが、最初に黄色を見る人は、たとえ誰かが 生まれたとしても、その人は いずれ死んでしまうと 思い始める。
それが 両者の 心のあり方だ。
赤志向の人は、死に際しても ハッピーでいられる。
が、黄色志向の人は、誕生に際してでさえ ハッピーでいられない。
彼は 否定的だ。 そして、恐怖は 否定的な感情だ。
どこであろうと、彼は 何か 悲しいもの、何か 否定的なものを 見つける。
たとえば、ごく静かな人は 青を感じるだろうと言った。
が、それは同時に、静かな人は 非行動的だ という意味でもある。
静かな人で、同時に 行動的な人は、最初の体験として緑を 感じるだろう。
マホメッドは、彼の托鉢僧(ファキール)のために 緑を選んだ。
イスラム教では、緑が シンボルカラーになっている。
それが 彼らの国旗の色だ。
緑というのは 両方だ −−−
静寂、穏やかであるが 行動的でもあるという。
青というのは、ただ静かで 非行動的というだけだ。
だから 老子のような人は、最初に 青を感じ始めるだろう。
マホメッドのような人は、最初に 緑を感じ始めるだろう。
色に関する 象徴のシステムは定まっている。
が、体験する 順序は決まっていない。
もうひとつ 注意すべきこと。
それは、七色というのは 純粋な色だが、混色も できる。
三つの色を 混ぜることもできる。
「02」終わり「03」へ 続く
