saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第11章 : 光、生命、そして愛 (15)


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(…それでも、それは そこにある。

それに気づくには、あなたの注目を 内側に向けることだ )

 

外界に 光があることを 感じないように 

全ての感覚を 閉じなさい。

暗闇の中に 入っていきなさい。

そして 目を閉じる。

 

さあ、その闇を 貫こうとしてごらん。

内側を 観ようとしてごらん。

まず最初に、単に 闇を感じるかもしれない。

それは そのはずだ。 闇に 馴れていないからだ。

が、貫き 続けていくことだ。

ただ、内側にある暗闇のなかに見入ろうと 試みる。

それを 貫く。

 

すると だんだん、内側の 多くのことを 

感じ はじめるだろう。

内なる輝きが 働きはじめる。

最初は 薄暗いかもしれない。

やがて 自分の思考を 見始めるだろう。

というのも、思考は 内側の 物だからだ。

それらは 物だ ! 

そして、あなたは 自分の マインドという家具に 

ぶつかり始める。

そこには たくさんの家具が ある −−− 

たくさんの 記憶、たくさんの 欲望、たくさんの満たされない 欲情、たくさんの 欲求不満、たくさんの思考、たくさんの思考の種、多くの多くの ものが ある。

それらを 感じはじめた時、まず初めに 

暗闇を 貫こうとしてごらん。

 

すると、薄暗い明かりが 点り始める。

そして、多くのことに 気づきはじめる。

ちょうど、あなたが突然暗い部屋に 入ってきた時の様に −−− 最初は 何も見えない。

それでも、そこに いなさい。

その 暗闇に 慣れること。

自分の 目を暗闇に 馴らしなさい。

目は 馴らされなければならない。 それには 時間がかかる。

 

あなたが外から、太陽が燦々と輝いている庭から 部屋の中に入ると、目は それ自体を再調整しなければならない。

 

それには 少し時間がかかる。

が、それは 起こる。

 

 

(15)終わり…(16)へ 続く