(14)
(…一つの部分は 生物的、遺伝的なもので
もう一つの部分は 社会的なものだ )
セックスが そこにある。
気づいて いなさい。
あなたの肉体の機能を、ある特定の対象に対して、ある特定の行動に 駆り立てるのは、無意識の本能だ。
だが、その衝動と 闘ってはならない。
闘うことは、またしても「セックスは罪だ」という 無意識の社会的部分からの ものだからだ。
両方に 気づいていること。 両方を意識していなさい。
そこに セックスがある。
そして「セックスは罪だ」という観念がある。
その 両方が、あなたの知らない あるところから やって来ている −−− 内側の深い闇の なかから。
それを 意識していなさい、 何もしてはならない !
ただ意識したままでいなさい !
油断なく覚めていようと してごらん。
セックスと 闘っては ならない。
セックスを 非難してはならない −−−
セックスに 溺れても ならない。
ただ、 内側で 何かが起こっている という事実を 意識したままでいなさい。
もしあなたが 何もせずに その事実とともにあれば、自分の意識が成長し、無意識の 暗闇の領域を貫いていくのを感じるだろう。
怒りの感情が やって来たら
その感情に 味方しても 逆らっても いけない。
その感情のままに 行動しても ならない。
その感情を 抑圧してもならない −−− その感情に 瞑想しなさい。
目を閉じて、怒りの感情がある という事実に瞑想するがいい。
私が「瞑想しなさい」と 言うとき
多くのことが 理解される必要がある。
それは 裁かない ということ。
「怒りは 悪い」と 言ってはならない。
「怒りは 良い」と 言ってはならない。
その感情に対して 何もしてはならない。
(14)終わり (15)ヘ 続く