saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第17章「意識の完全なる開花に向かって」(14)

(14)

(…一つの部分は 生物的、遺伝的なもので 

もう一つの部分は 社会的なものだ )

 

セックスが そこにある。

気づいて いなさい。

あなたの肉体の機能を、ある特定の対象に対して、ある特定の行動に 駆り立てるのは、無意識の本能だ。

だが、その衝動と 闘ってはならない。

 

闘うことは、またしても「セックスは罪だ」という 無意識の社会的部分からの ものだからだ。

両方に 気づいていること。 両方を意識していなさい。

 

そこに セックスがある。

そして「セックスは罪だ」という観念がある。

その 両方が、あなたの知らない あるところから やって来ている −−− 内側の深い闇の なかから。

それを 意識していなさい、 何もしてはならない ! 

ただ意識したままでいなさい ! 

油断なく覚めていようと してごらん。

セックスと 闘っては ならない。

セックスを 非難してはならない −−− 

セックスに 溺れても ならない。

ただ、 内側で 何かが起こっている という事実を 意識したままでいなさい。

 

もしあなたが 何もせずに その事実とともにあれば、自分の意識が成長し、無意識の 暗闇の領域を貫いていくのを感じるだろう。

 

怒りの感情が やって来たら 

その感情に 味方しても 逆らっても いけない。

その感情のままに 行動しても ならない。

その感情を 抑圧してもならない −−− その感情に 瞑想しなさい。

目を閉じて、怒りの感情がある という事実に瞑想するがいい。

 

私が「瞑想しなさい」と 言うとき 

多くのことが 理解される必要がある。

それは  裁かない ということ。

「怒りは 悪い」と 言ってはならない。

「怒りは 良い」と 言ってはならない。

その感情に対して 何もしてはならない。

 

 

(14)終わり (15)ヘ 続く