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( だが今では、 西洋科学も その事実を 認識している。
では どうする ? もし人間が無意識なら ?
どうやって 意識的にさせる ?
どうやって 人間を 目覚めさせる ? )
一番 始めは、自分のなかに無意識がある という事実を 認識することだ。
人間は無意識だ、 と認識するのは 難しくない。
それは 難しくない。
というのも、その 中に あなたは 入っていないからだ。
とすれば、「人間」は無意識で
あなたは そうではない ということだ。
だが、私が「人間は無意識だ」と 言うのは
あなたのことであり、人間のことではない。
人類などというものは 存在しない −−−
個の人間だけが 存在する。
A という人間、B という人間、C という人間。
人類などは 存在しない。 個の人間だけが 存在する。
「人類」という言葉は、集団に対する名前だ。
そうではない、あなたが 無意識なのだ。
その事実を、二方向に向かう矢のような意識で 聞きなさい。
繰り返そう、あなたは 無意識だ !
それを 正当化しないこと −−− 自分を だまさないように。
あなたの行為は 何であろうと
無意識の働きなのだ と 心に留めておきなさい。
突然、あなたは 性的になる。
覚えておきなさい、それが 無意識の働きだ。
その時、無意識が あなたに ある行動をするように 仕向けている。
その衝動と 闘っては ならない。
というのも、闘うことも また無意識だからだ。
それは、社会は「セックスは悪だ。悪いことだ。罪だ」と 言ってきたせいだ。
それが無意識の中に 深く入り込んで しまっている。
無意識には、二つの部分がある。
一つは 生物的なもの、もう一つは 社会的なものだ。
(12)終わり(13)ヘ 続く