saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第17章「意識の完全なる開花に向かって」(12)

(12)

( だが今では、 西洋科学も その事実を 認識している。

 

では どうする ?  もし人間が無意識なら ? 

どうやって 意識的にさせる ? 

どうやって 人間を 目覚めさせる ? )

 

一番 始めは、自分のなかに無意識がある という事実を 認識することだ。

人間は無意識だ、 と認識するのは 難しくない。

それは 難しくない。

というのも、その 中に あなたは 入っていないからだ。

とすれば、「人間」は無意識で

あなたは そうではない ということだ。

だが、私が「人間は無意識だ」と 言うのは 

あなたのことであり、人間のことではない。

人類などというものは 存在しない −−− 

個の人間だけが 存在する。

A という人間、B という人間、C という人間。

人類などは 存在しない。 個の人間だけが 存在する。

「人類」という言葉は、集団に対する名前だ。

そうではない、あなたが 無意識なのだ。

その事実を、二方向に向かう矢のような意識で 聞きなさい。

繰り返そう、あなたは 無意識だ ! 

それを 正当化しないこと −−− 自分を だまさないように。

 

あなたの行為は 何であろうと 

無意識の働きなのだ と 心に留めておきなさい。

 

突然、あなたは 性的になる。

覚えておきなさい、それが 無意識の働きだ。

 

その時、無意識が あなたに ある行動をするように 仕向けている。

その衝動と 闘っては ならない。

というのも、闘うことも また無意識だからだ。

 

それは、社会は「セックスは悪だ。悪いことだ。罪だ」と 言ってきたせいだ。

それが無意識の中に 深く入り込んで しまっている。

 

無意識には、二つの部分がある。

一つは 生物的なもの、もう一つは 社会的なものだ。

 

 

(12)終わり(13)ヘ 続く