saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

2022-07-05から1日間の記事一覧

第5話 ーーー 〈無〉の香り (19)

…( 六番目は 理性としての自己だ 子供は 理性の,論理の 議論の道を学ぶ )彼は 自分が 問題を解決できるのだ ということを覚える 理性というものが 彼の 自己の大きな支えとなる 人々が議論をするのは そのためなのだ教育を受けた人たちが 自分たちのことを …

第5話 ーーー 〈無〉の香り (18)

…( 五番目の扉は 自己イメージだ これは 両親との相互作用を通じて その子供が 自分自身をどうとらえるか ということを指している )賞賛と刑罰を 通して 良かれ悪しかれ,その子供は 彼自身について ある一定のイメージを 持つようになる 子供は つねに両親…

第5話 ーーー 〈無〉の香り (17)

…( 四番目は 自己拡張 所属,所有だ )子供は 自 分 の家や,自 分 のお父さんや 自 分 のお母さんや,自 分 の学校の話をする 彼は “自分の” 領域を 拡げはじめる“ 自分の ” というのが 彼の キーワードに なるもし おもちゃを 取り上げたりすると 彼は その…

第5話 ーーー 〈無〉の香り (16)

…( 三番目の扉は 自尊心だ )これは,自分ひとりで ものをやることを覚える結果としての その子供の満足感と 関係している ものをやったり,探検したり,作ったり ーーー 何を覚えるにつけ・・・たとえば彼が「パパ」という言葉を 覚えたとする そうすると彼…

第5話 ーーー 〈無〉の香り (15)

…( 二番目の扉は 自己同化(self-identity)だ )子供は 自分の名前を覚え 鏡に映っている姿は きのう見たのと 同一の人物だ ということを了解し 自分とか自己という感覚が 変転する経験の諸相の中にあって がんとして動かないもので あることを信じ込む子供は …

第5話 ーーー 〈無〉の香り (14)

…( 我々は〈自己〉という感覚を持って 生まれてきはしない それは我々の 遺伝学的資産の 一部じゃない )赤ん坊というのは 自己と そのまわりの世界を区別できない その子供が 息をしはじめてからでも 彼が,自分の内側と 外側との間には ひとつの区別がある…

第5話 ーーー 〈無〉の香り (13)

…( 自我(エゴ)が はいってくるのに 七つの扉がある そこから我々が 自我(エゴ)を 身につける 七つのドアだ それらの扉を 理解する必要がある )なぜならば,もし それらを理解すれば あなたは自我(エゴ)を 落とすことができるだろうからだ というのも それが …