saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「質疑応答集」🔘バグワン・シュリ・ラジニーシ

「関係の神秘……」06

( あなたの魂(ソウル)は 子供でも青年でも老人でもない。

あなたの魂は ただたんに永遠に新鮮なのだ。

それには 年齢というものがない。

自分で実験してみたらどうかね )。

 

あなたは 若いかもしれないし 年寄りかもしれない

ただ 眼を閉じて 自分で知るがいい。

自分の中心(センター)が どうであるかを感じてみてごらん。

老いているかね ?  

若いかね ?  

  あなたは、中心(センター)とは そのどちらでもない と 感じることだろう。

それは 常に新しい

けっして 古くはならない !  

  なぜだろうか ?  

それは、中心は時間に属さないからだ。

時間のプロセスの中では すべてが古くなる。

  人間が 一人生まれる ーー 

その肉体は そのときからすでに 老いはじめる !  

この子は 生まれて 一週間ですよと言うとき、 私たちは

この子の中に 一週間分の老いが沁みこんだのだ という意味で 言っているのだ。

この子は すでに七日間も 死に向かって時を過ごしている。

七日間の死路を すでに終えたのだ。

この子は 死に向かって進んでいる。

遅かれ早かれ 彼(彼女)は 死ぬことになる……

時間の中で やって来るものは 何であれ古くなる。

時間の中に 入る瞬間、それはもう古く老いていく。

あなたがたの肉体は 老いている

あなたがたの外面は 老いる ーー 

それを 永久に恋することなどできない。

  しかし

あなたがたの 中心(センター)は 常にフレッシュだ。

それは 永遠に若々しい。

ひとたび あなたが それと接触しはじめたら

愛は 一瞬每に 発見されてくる。

そうなったら ハネムーンは けっして終らない。

もし 終るとしたら それはハネムーンでは なかったのだ。

それは たんなる面識にすぎなかったのだ……

 

 

  さて、憶えておいてほしい 最後のこと ーー 

愛の関係にあっては

あなたがたは、何かが うまく行かないと きまって相手のせいにする。

もし何かが 思ったような起こり方をしなかったら、責任は 相手にあることになる。

このことは、将来の 成長の可能性をすべて破壊する。

  憶えておきなさい。

責任があるのは 常にあなた自身だ、自分を変えるがいい。

ゴタゴタの 元になる性質を 落としていくことだ。

愛を、自己変容とあらしめなさい。

  セールスマンを訓練するとき こんなことを言うそうだ

お客さんは かならず正しい !  

  私も あなたがたに言いたい。

関係の世界、愛の世界においては

あなたが かならずまちがっていて、相手が常に正しい !  

  恋人たちは いつもこのように感じている。

もし そこに愛があるとしたら、彼らは いつもこう感じる。

わたしが どこかおかしいんだ !  

もし何かが 起こるべきように起こらなかったら

二人とも 同じように感じる。

そうなったら ものごとは成長する。

そうなったら 中心(センター)が ひらき

二人のあいだの境界線が没入する ーー 

  しかし

もしあなたが、相手のほうが悪いのだ と 考えるとしたら

あなたは自分自身と、そして その相手 両方を閉ざすことになる。

相手のほうも あなたが悪い と 考えている。

   思考というものには 伝染性があってね……

もしあなたが 相手が悪いと 思っていたら

……たとえ あなたがそれを口に 出さなくても

たとえあなたが微笑して、相手が悪いなどとは思っていないことを 示したとて

相手は 読み取っている……

あなたの 眼、 仕草、 顔つきを通して 感じとっている。

  たとえあなたが 俳優であったとして

偉大な役者であったとして

顔つきを変えたり、仕草を あらためたりしても

それでもなお

無意識の領域では 絶えず信号(シグナル)が 送られている。

あなたが悪い、 と……

そして、相手が悪い と あなたが言えば

相手もまた、あなたのほうが悪いと 感じはじめる。

関係は この岩の上で壊される ーー !  

そうなると 人々は 閉じこもる。

あの人が悪いんだ と 言われたら

その人は自分を守護しはじめ、保護しはじめる。

そして閉鎖が起こるのだ。

 

  常に憶えておくがいい。

愛にあっては

まちがっているのは かならずあなたのほうだ。

そうなって はじめて可能性が ひらかれる。

相手もまた 同じように感じるだろう。

たがいに 相手の内に その感じを生じさせるのだ。

恋人たちが 近づき合うときには

考えていることが たちまちたがいに 伝わってくる。

どちらも 何ひとつ言わないのに

二人とも 沈黙しているのに

伝え合うことができる。

 

  言語は 愛することのない人々のためのもの

恋していない人たちのためにあるものだ。

恋人たちにとっては 沈黙こそ充分な言語

ひと言も言うことなくして 彼らは語りつづける。

  あなたが 愛をサダナと、つまり内面的な訓練紀律と見なすのなら

それなら 相手が悪い と 言わないことだ。

ただ、あなたの内部のどこかで何かが まちがっているのを 見つけだしなさい。

そして そのまちがいを 落とすがいい。

  それは 簡単にできることではないだろうよ。

なぜなら それは 自我(エゴ)に反することに なるからだ。

それは簡単に できることではない、というのも それはあなたの誇りを傷つけるからだ。

それは簡単にできることではない、というのも これは 相手を支配することにも 所有することにもならないからだ。

……相手を所有することで あなたが より強力になることはない。

 

これは あなたの自我(エゴ)を 破壊する。

だからこそ 簡単にできることではない。

 

  自我(エゴ)が破壊されることこそ 肝心なこと

それこそが 終着点(ゴール) ーー 

内なる世界へ どこからアプローチするにせよ

愛から、 瞑想から、 ヨーガから、 祈りから……

どの道を選ぶにせよ、終着点(ゴール)は 同じだ

それは自我(エゴ)が 破壊されること。

自我(エゴ)を 投げ棄てなさい。

愛を通じてやったら それはとても楽にできる。

それに まったく自然でもある。

愛とは 自然な宗教だ !  

ほかのものは ますます自然でなくなっている。

  もしあなたに

愛を通して はたらきかけることが できないとしたら

ほかのどの道も あなたにとっては むつかしいことになるだろう。

 

  それから

過去生 (前生) のことは あまり考えないでいなさい。

それにまた 未来のことも あまり考えないでいなさい。

現在で 充分ではないかね ?  

 

 

06 おわり… 07へ つづく

 

 

 

 

『マイ ウエイ』⚪流れ行く白雲の道

バグワン・シュリ・ラジニーシ

🔘質疑応答集

話者   バグワン・シュリ・ラジニーシ

翻訳   マ・アナンド・ナルタン

発行者   スワミ・アナンド・シャンタン

発行   RPJ