(16)
(…今までとは違う 別のやり方で やりなさい。
習慣的な行為を 変えなさい。)
そして 一度 何かをすると 決めたら、それを やりなさい。
・・・でないと、致命的なことに なり得る。
それは はっきりしている !
もしあなたが 何かをすると 決意し、そうしないなら、最初から 決意しないほうがいい。
それは あなたの意志に、 とても深いショックを 与えることになるからだ。
我々は そういうことをしている。
我々は 何かをする と 決意し、それを しない。
そうすると、究極的には、自らの意志において、物事を為すこと 全ての可能性が なくなってしまう。
深い 無意志感、 深い 無能感、 深い 無力感を 感じ始める。
あなたは、ごく平凡なことを 決意する。
誰かが「もう私は煙草を吸わない」と 決意する。
そして 次の日には、その人は煙草を吸っている。
その人は「それの どこがいけない。 それは私が決めたことだ・・・私は 私の意志決定の主人だ。 だから、 煙草を吸わないという意志を変えた」と 考えるかもしれない。
そうでは ない !
彼は 自分の意志決定の 主人ではないために、意志決定を 変えたのだ。
「煙草を吸う」ことが 主人である と 証明したのであり、 彼ではない。
煙草を吸う ことが、“ 彼 ”より 強かったのだ。
それなら、最初から決意しない方がいい・・・
そして 煙草を吸い続ければいい。
そう、もし 決意したら、決意を最後まで通す。
絶対、 その決意を 変えてはならない。
そうすれば、あなたに成長が もたらされるだろう。
無論、あらゆる習慣が あなたに 戦いを挑むだろう。
すると、あなたの マインドは こう言う。
「お前、 いったい何やってんだ、そうじゃないだろう ! 」と。
あなたのマインドは、いろんな風に、いろんな やり方で 言い訳するだろう。
私は「煙草を吸うことが 悪い」と 言うのではない。
「煙草を吸わない と 決めて、吸うこと」が 悪いと 言っているのだ。
その反対の場合でも 悪い。
煙草を吸う と 決めたら吸いなさい。 止めないように。
そうしたら、何が起ころうと・・・癌に なるか、何が起こるか・・・起こることは そのままに しなさい。
たとえ、全世界が あなたが煙草を吸うのを 反対しても、そうさせておきなさい。
もし煙草を吸うのだ と 決意したら、たとえ死ぬとしても、煙草を 吸い続けなさい。
そうすれば、 あなたに 一つの成長を与えるだろう。
それは 煙草に関する問題でも、煙草に関わりない 問題でもない。
また、煙草を吸う という問題でも、煙草を吸わない という問題でもない。
奥深いところで、それは 自らの決断、意志決定、意志的な行為に 従うか 従わないか という問題だ。
何が 問題の対象であろうと、 関係ない。
(16)終わり(17)へ 続く