saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第2章(質疑応答)「トータルであることは至福だ」(08)

最初の質問

(08)

(…人間は 遊びで、ただ自分たちの 楽しみのために、他の生物を殺せる。

もしライオンが お腹いっぱいなら、暴力も 遊びも ゲームも、何もない。

ライオンが 他の生物を殺すのは、飢え という現象が あるからだ )

 

行為者は いない。 自然は、深遠な宇宙の流れとしてある。

その流れの 中で、アダムは 自 分 を 意識するようになった。

彼は 禁じられた知恵の実を 食べたために、自分を 意識するようになった。

 

知ることは 禁じられていた。

「知恵の実を 食べてはならない ! 」というのが 戒律だった。

アダムは それを 守らなかった。

そして、もう 後には戻れなかった。

 

聖書 曰く

「全ての人間が、アダムの反逆ゆえに苦しむであろう」

それは ある意味で、全ての人間が アダムでもあるからだ。

だが、 あなた方は それで苦しむことは あり得ない。

どうして あなた方が、誰かが どこかで やった何かのために、苦しむことがあるだろう。

が、それは 毎日 繰り返されている 絶え間ない歴史だ。

 

あらゆる子供が、エデンの園からの追放を 

経験しなければならない。

すべての子供が アダムとして 生まれ、エデンの園から 追放される。

そのために、詩人たちの なかに、画家たちの なかに、文学者たちの なかに、これほど 多くの郷愁が ある。

巧みな表現をする人々 全員に、常に 郷愁が存在する。

彼らは、子供の 頃が黄金時代だったと 思っている。

誰もが 子供の頃は なにか良いものであり、

ユートピアだったと 思っている。

そして みな、 その頃に戻りたいと 思っている。

 

臨終の床にある 老人でさえ、子供の頃を 懐かしく思い返している −−− その美しさ、幸せだったこと、その頃に見た 花、蝶、夢、妖精のことを 思う。

誰もが、子供の頃の ワンダーランドに いる −−− 

アリスだけではなく 誰もが。 そういう影が 付き従っている。

 

子供時代は、なぜそんなに ビューティフルで 喜びに満ちているのか ? 

 

それは、あなたが まだ宇宙の 流れの一部であり、 責任がなく、 絶対的に自由で 良識もなく、 重荷が ないからだ。

 

 

 

(08)終わり(09)へ 続く