saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第18章「意識の光」質疑応答 (05)


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(05)

( 怒りは 大量のエネルギーだ。

怒りはエネルギー −−− 内側の 最も純粋な火だ。

それを 外で 無駄にしてはならない )

 

もう一つ 例を取って話そう。

あなたが 性的欲望を 感じているとする。

セックスもまた エネルギー、 火だ。

だが、あなたが 性的欲望を感じる時は いつも、 その感覚の根源ではなく、外の存在である 誰かに焦点を当てる。

あなたは 誰かのことを 考え始める −−− 恋人のこと、愛する人のこと、A,B,C −−− 

が、セックスの衝動を 感じる時 

あなたの焦点は 常に 他者にあてられる。

 

それは、エネルギーを散逸させている ということだ。

あなたが エネルギーを散逸させているのは 性的な行為だけではない。

セックスのことを 考えることだけで、それ以上にエネルギーを 散逸させている。

性的行為は 瞬間的なものだ。

ピークが来れば、エネルギーは解放される。

すると、あなたは 元の状態に戻る。

だが、セックスのことを 考えるのは 

継続的に、そこに存在し続けている ということだ。

あなたは 性的妄想の中で、エネルギーを 散逸させ続ける。

そうやって、あなたはエネルギーを 散逸させる。

誰もが エネルギーを散逸させている。

我々の 思考の 九十パーセントは 性的なものだ。

あなたが 外で何をしようとも、意識の内側では セックスが絶えざる関心事だ −−− 

あなたは それに、 気づいてさえいないかもしれない。

 

あなたが 部屋に座っている と する。

そこに、一人の女性が入って来た。

すると、あなたの姿勢は 突然 変わる。

背骨は 前より まっすぐになり、呼吸は変わり、血圧は変わる。

 

何が 起こったのか、自分では まったく気づかないかもしれない。

が、あなたの身体全体が 性的反応を起こしたのだ。

 

女性が そこに いなかった時、あなたは 別人だった。

そして 女性が入ってくると、あなたは別人になる。

 

全員が男だけのグループ は 別のグループ。

全員が女だけのグループは また別のグループ。

女性だけのグループに 一人の男性を 入れれば、あるいは、男性だけのグループに 一人の女性を 入れれば、グループ全体が、グループ全体の エネルギーのパターンが 突如として変化する。

あなたは 意識していないかもしれない。

だが、マインドが 誰かに集中する時 

エネルギーは 流れ始める。

 

あなたが性的な 衝動を感じるとき 

その原因ではなく 源を見なさい −−− 

それを 覚えておくことだ。

 

 

(05)終わり(06)ヘ 続く