saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第16章「二番目の質問」(14)


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二番目の質問 (14/終回)

( 意志の道は ちょうど自然療法のようなものだ −−− 

あなたは自分自身を 頼らなければならない。

手助けは ない ! 

 

明け渡しの道は、それより もっと対症療法に近い −−− あなたは 薬を使うことができる )

 

それは こう考えればいい。

誰かが病気だったとする。

彼には 二つの要素がある −−− 

内側での 前向きな健康の可能性と、偶発的 または 予期せぬ疾患や 病気だ。

自然療法は、直接 病気に関わりはない。

自然療法は、積極的な 健康の助長に関わる。

つまり、もっと健康になろう !  ということだ。

自然療法とは、積極的に 健康を増進させる という意味だ。

健康が増進されれば、病気は おのずから消え去る。

だから、あなたは直接 病気に関わる必要はない。

 

対症療法は、積極的な健康には まったく関わっていない。

対症療法は 病気に関わっている。

病気を破壊すれば、自動的に あなたは健康になる。

それと 同じように、意志の道は 

積極的な 気づきを 助長することに関わっている。

もしあなたが 気づきを助長すれば、エゴは消え去る −−− 

エゴは 病気と 同じだ。

 

明け渡しの道では、病気それ自体に 関わっており、積極的な 健康の増進には 関わっていない。

病気を 打ち砕くこと −−− エゴを明け渡すこと −−− 

そうすれば、あなたは 健康に なっていく。

明け渡しの道は 対症療法的であり 

意志の道は 自然療法的だ

だが、両方を 一緒にしては ならない。

さもないと、 あなたは もっと 病気になってしまうだろう。

 

健康であるための努力が あなたに もっと多くの問題を 作り出すことになる。

みんなそれらを、まったく一緒にしている。

人は こう考え続ける「無数の両方を使えば、自動的に、すぐに健康になって 然るべきだ」と。

数学的に、論理的には そうであるかのように思える。

だが実際は そうではない。

そんなことをすれば、どうにもならない状況に 陥ってしまうことだってあり得る。

 

 

第16章「意志か、 明け渡しか」質疑応答 終わり・・・

 

第17章「意識の完全なる開花に向かって」(01)へ 続く・・・