(16)
( あなたは まずはじめに 内側にある “それ” に
どっぷり 落ちて いかねば ならない。
さもないと、幻想そのものの 現象を 作り出すかもしれない )
数多くの 宗教家たちが そうだった。
内側にあるものを 知らなくても 考え続けることはできる −−− “それ” は あらゆるところに存在する と。
−−− 樹木の中に、家の中に、青空の中に、星の中に 太陽の中に −−− あらゆるところに。
あなたは 考え続けられる −−−
私は強くそう感じ、そう思う −−−
あなたは “それ” は 至るところに存在する と
考え続けられる。
そして “それ” は あらゆるところに存在する という 偽りの感覚に 至れる。
が、 それは 一種の 押し付けであり、投影だ。
マインドには そういうことが できる。
マインドは 投影できる。
だが、投影は あなたを “それ” に 導いていかないだろう。
−−− あなたは “それ” の 夢を見ている −−−
“それ” を 知らずに、“それ” を 感じないで、
“それ” を 生きないで。
そして、絶え間なく その投影を 繰り返すことで、あなたは自分自身に、“それ” は あらゆるところに存在する、と 自己催眠をかけることはできる。
あなたは あらゆる 石の中に “それ”を 感じている、と
繰り返し続けることが できる。
(16)終わり(17)へ 続く