saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第10章 「 完全な〈空〉」 第七の質問 (01)

 第七の質問

「私の親友が、西洋から あなたの所へ、サニヤス・ネームの申し込み依頼状を送りました。

そのあと、答えを受け取るのを待たずして、ここへ来て サニヤスを受けました。 ところが、手紙で与えられていたサニヤス・ネームは、ここで あなたが彼女に 与えたものとはまったくちがうネームだったのです。

この話を聞いたとき、私は非常にかき乱されました。 というのも、私はいつも 自分のネームを自分の「道」と考えていたからです。 私は これまで、自分が混乱したとき、自分を導くために ネームを活用してきました。 実際には、あなたが私たちに授けてくださる このネームの意義は、何なのでしょう ? 」

 

 

ヴィーラ

それは みんな牛の糞のようなものだ

名前に だまされてはいけない

あなたはいつも 何かをつかもうと あこがれている

とるに足らないものから、何か 大きなものを作り出そうと あこがれている

私が あなた方に与える 名前(ネーム)は、ちょうど恋人の たわいない、 甘い囁きのようなものだ

だから、それらについて 大騒ぎしないがいい

 

実際のところ

いったん 私が名前を与えたら、二度と その意味について 聞きに来ないことだ

というのも、私は 忘れているからだ

その瞬間に、私は それにまつわる意味を 創り出す

そのあと、いったいどうやって憶えつづけていられよう ? 

私は 三万以上の名前を 与えてきたにちがいない

 

名前は ただ名前だ

あなたは 名前なきものだ

いかなる名前も あなたを限定しない

いかなる名前も あなたを 限定することはできない

それは 便宜的な ラベルにすぎない

それは実用的なものであって、そのなかに霊的精神的なものは 何もない

しかし私が あなた方の名前に 非常に注意を払い、それを 説明するものだから

あなた方は それに こだわる

だが、それは あなた方に 私の注目をふり注ぐ私のやり方であって、それだけのことだ

それは あなた方に 私の愛を降り注ぐ 私のやり方であって、それ以外の何ものでもない

 

 

第七の質問 終わり・・・第八の質問 (01)ヘ 続く